高知桂浜
観光記録 高知市桂浜編
※こちらは 2/11に訪れたものになります。
おはようございます。高知県は高知市、県の代表駅でもある高知駅に来ております。名古屋駅から、夜行のコトバスに乗りやってきました。ここから路線バスに乗り、まずは桂浜へ行こうと思います。
こちらの北口にありました、とさでん交通のバス案内所でこのようなものをおすすめ頂いたので購入しました。MY遊バス乗車券 桂浜券。こちらを使うと高知駅〜桂浜の路線バスととさでん交通(路面電車)を利用出来るそうです。しかも路面電車の均一区間については乗り放題。これでいて1000円なので破格です。旅先で進められた便利なきっぷで足を進めるのは、趣を感じられますね。
高知駅バスターミナル8:30発、とさでん交通桂浜線です。海を目指して南へ南へと進んでいきます。桟橋通付近の港は工業地帯のようになっていました。
ということで、バスに揺られること47分、無事桂浜に着きました。海に向かって少し歩くと、立派な坂本龍馬像が出迎えてくれました。
その後ろには美しい海が広がり、どこまでも広がるかのような太平洋の雄大さを肌で感じることが出来ました。
ここに来たからには、行くべきところはただ一つ。桂浜水族館ですね。たまにSNSでバズっているそうな水族館です。いったいどのような感じなのでしょうか。詳細は別途記事を記そうと思います。
地元に深く根差したような、そんな雰囲気が感じとれて非常に満足出来るものでした。
桂浜水族館の訪問記録についてはこちらに記していく予定です。
さて、桂浜にてお昼ご飯を食べようと思います。高知県といえばカツオのたたき、ということでカツオを探そうと思います。桂浜美食館 神 さんというお店にお邪魔して、カツオの藁焼きタタキ丼を頂きました。桂浜で食べているという雰囲気も手伝って、絶品でした。
高知県を代表するグルメであるカツオですが、実は漁獲量は飛びぬけて多いという訳ではなく、都道府県別で4,5位のようです。しかしながら高知県ではカツオの一本釣りが盛んで、高知県史によると明治期からその伝統は受け継がれているようです。また、鰹節製造も伝統産業として繁栄しているとのことでした。その時代に、神戸市での「第二回水産博覧会」というもので賞状を受けたことも記されており、高知のカツオが如何に県内外の人に親しまれてきたのかが伺えます。量は多くなくても一本釣りによる質の高い漁業が長く受け入れられてきたのだと推察できますね。
また、MODERNCA モダンカというお土産屋さんにて、こちらの芋けんぴを購入しました。どうやら高知県で古くから食べられていた「けんぴ」というものが派生したという見方が一般的なようです。ですが当初はサツマイモを使っていなかったような表現も多く、サツマイモ生産量も多くはない高知県で、なぜここまでの人気になったのかについては、真相は不明なままでした。まあ美味しければ良いのです。
さて、そんなこんなで桂浜を堪能していたら、バスを逃してしまいました。時間が別におしているわけではありませんが、ともかく次のバスは!1時間後です。高知県立坂本龍馬記念館などに行ってみてもよかったのですが、今回は歩いて別の偉人に会いに行ってみようと思います。その人物にゆかりのある史跡を垣間見て、歩みを進めます。
桂浜から海沿いの道を西へと進み、のべ約45分、ようやく姿が見えました。戦国時代における土佐、そして四国の覇者、長宗我部元親さんです。
ここに銅像があるということは、特に観光客の方々には知られていないように感じますが、なかなかにご立派なものです。初陣像ということで、これから四国全土へと勢力を伸ばしてゆくその礎を感じられます。姫若子と呼ばれた元親ですが、1560年に初陣を迎え、1575年に土佐国を統一。その後は阿波、讃岐、伊予へと侵攻し1585年、悲願の四国統一を果たしました。しかしその3か月後には秀吉との戦に。秀吉に敗れ元親の子盛親の時代へ。しかし盛親は関ケ原で西軍に味方し長宗我部の時代は終わりを告げます。先程の裏戸城は長宗我部盛親最後の居城でした。
短かった四国の天下。足元にはその四国の形がありありと。悲願を成し遂げつつも永くは続かなかった、その事実に対して元親がどのように思ったのか、思いを馳せられるでしょう。桂浜からは潮風を感じられる道を、長宗我部家の歴史についての知見を深めながらのんびりと歩くことが出来ます。ぜひとも足を運んでみて下さい。
そうしていると早いもので、あっという間に次のバスの時間が迫ってきます。次こそは逃すわけにはいかないので、近くの南海中学校前というバス停に向かいます。さて、来たバスに乗って今度ははりまや橋方面、高知城へ行ってみようと思います。
高知市の一大観光地、桂浜。美しい景観とここ土佐に生まれ天下を夢見た一人の武将を肌で感じられるこの地に、ぜひ足を運んでみて下さい。私も再度訪れ、今度は坂本龍馬記念館も訪ねようと思います。
それでは。ありがとうございました。