土佐くろしお鉄道

交通記録 窪川⇆中村⇆宿毛
※ こちらは24年9月6日のものです。

 おはようございます。高知県西部、四万十町の窪川駅に来ています。ここから、高知県内を走行する第三セクター、土佐くろしお鉄道に乗車し、さらに西へ行ってみようと思います。

窪川駅
桃色が高知駅と土讃線
黄緑色:窪川駅
赤色:中村駅
水色:宿毛駅

 窪川以西の土佐くろしお鉄道路線は、2種類の路線に分かれています。窪川ー中村間が中村線、中村ー宿毛間が宿毛線となっており、合わせて「四万十くろしおライン」とう愛称が付けられています。両者を一本で走る列車もありますが、それぞれの区間のみを走る列車の方が本数は多いです。また、高知方面から土讃線を通り、土佐くろしお鉄道に直通する特急列車も存在しています。それが特急あしずりで、高知ー中村間を1日7往復、またそのうち1本は宿毛駅まで足を延ばします。また、高松駅発着の特急しまんとも1往復土佐くろしお鉄道に乗り入れるので、中村駅までは1日8往復と比較的高密度で特急列車が行きかいます。今回も中村駅まではあしずり号で向かいます。

特急あしずり
土佐くろしお鉄道 中村駅

 四万十町の窪川駅を出て、四万十市の中村駅に到着しました。2つの自治体の名になっているとおり、ここ付近には、「日本最後の清流」と称される四万十川があります。さて、中村の紹介は一旦あとにして、接続の宿毛線に乗車します。特急列車の中村駅到着後は、基本的に5分ほどで接続の宿毛行が発車するようにダイヤが組まれており、接続はかなり良いです。

土佐清水市ラッピングの
普通列車
土佐くろしお鉄道 宿毛駅

 中村駅からは普通列車で30分ほど。高架線を走行するため、のどかな田園風景を車窓から楽しめます。ちなみに、ラッピングの土佐清水市には鉄道は通っていませんが、中村駅・宿毛駅からバスで行くことが出来ます。先述した特急の名称の由来となった足摺岬はここ土佐清水市にあります。このように、四万十市や宿毛市だけでなく、近隣自治体のPRも積極的に行われています。

宿毛駅の行き止まりホーム
駅舎

 宿毛駅は、2線がともに行き止まりとなるかたちのホームとなっています。この行き止まり型のホームですが、20年ほど前に車両が減速せずに駅舎に突っ込んでしまという事故が起き、運転手の方が亡くなってしまいました。そのような面影や事故を伝えるようなものは見当たりませんでしたが、このような事件を風化させないことが大切です。
 さて、宿毛の滞在時間は30分弱の予定なので、駅構内や周辺を少しだけ散策します。とはいっても、駅周辺に目立った観光スポットなどはありません。駅構内も、お店はありますが、全体的に閑散としていた印象です。また、バス路線は比較的充実しており、土佐清水市に行くものもあれば、県境を越えて愛媛県の宇和島市にまで至る路線バスも運行されています。ちなみに、下のキャラクター「はたっぴー」は宿毛市のキャラクターではなく、高知県西南地域、幡多地域のキャラクターだそうです。

はたっぴー
駅舎の中

 さて、普通列車で中村に戻ります。四万十川は中村駅すぐ近くを流れており、宿毛線の中村ー具同間で見ることが出来ます。ここからは土佐清水の市街地だけではなく、足摺岬方面にもバスで行けるため、このような看板もありました。県西部の中心都市であり、人通りもそれなりにありました。

四万十川
土佐清水の名勝がそろいます

 最後は、普通列車で窪川へと戻ります。この区間では、特に黒潮町内でかなり海に近い区間を走行し、海に近い駅にも逐一停車していくので、遠く広がる太平洋をゆっくりと見渡すことが出来ます。田園風景の多い宿毛線とはまた違う景観を楽しめ、特急列車とはひと味違う、ゆったりとした楽しみ方が出来ます。全体的にゆったりしていてのどかな気持ちにさせてくれるような中村線・宿毛線。みなさんも乗ってみてはどうでしょうか。
 それでは。ありがとうございました。

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