特急ニセコ
交通記録 札幌→手稲
※ こちらは 24年9月23日のものです。
おはようございます。今回は札幌市の手稲区に用があるので、JR手稲駅に向かおうと思います。手稲駅は札幌と小樽の中間にある主要駅です。快速エアポートも特別快速エアポートも全て停車しますが、今回は珍しい列車がいたので、せっかくなのでそれに乗ってみようと思います。それが、特急ニセコという臨時特急です。沿線の観光地で、スキー客で賑わうニセコ町から名前が取られたのであろうと考えられます。




北海道の南に位置するターミナル駅、函館駅から、上図の橙色・札幌駅までは、函館本線が伸びています。しかし、定期特急で札幌と函館を結ぶ、特急北斗は函館本線を走り抜けるわけではありません。水色の線・千歳線を南下して苫小牧市の沼ノ端駅(青色の点)に至り、そこからは青色の線・室蘭本線を通り長万部駅(黄色の点)に至ります。長万部駅からは函館本線で函館まで南下していきます。この、札幌ー長万部間は「海線」と呼ばれ、特急北斗がこちらを通るのは、千歳市・苫小牧市・登別市・室蘭市・伊達市などの市を中心に走行し、沿線人口が山側を経由する「山線」に比べても多いことが理由の1つに挙げられるでしょう。しかし、このニセコ号は観光特急としての側面も併せ持つため、山線を経由して函館へ向かいます。手稲までの短い乗車時間ですが、楽しんでいきます。
24年に運行されたニセコ号の停車駅は、手稲・小樽・余市・倶知安・ニセコ・昆布・黒松内・長万部・八雲・森・大沼公園・新函館北斗・五稜郭・函館です。途中で10分ほど停車したりもするそうです。
さて、このニセコ号は5両編成ですが、一番後ろの1号車は、 はまなすラウンジ というフリースペースになっています。ボックス型のシートや、観光列車にありがちな窓を見やすい形の席がありました。込み合っていましたが、札幌ー函館間は5時間半近くあるので、乗り通す人であれば、どこかでは座れると思います。


手稲まではわずか15分ほど。車内の雰囲気を楽しんでいたらすぐに到着です。いつか乗り通したいですが、臨時便なので次の運転がいつなのかは分かりません。ですが、人気は高そうなので、まだ廃止はされないだろうと信じています。

札幌駅停車時に撮影

札幌市手稲区の中心駅、手稲駅です。札幌市街に通勤する人が多い地域の1つであり、札幌市営地下鉄も手稲区までは伸びていないので、市街に出る区民は手稲駅に集中することになります。その上、スキー場への玄関口にもなっており、観光客も利用します。そのため、JR手稲駅の利用者は非常に多く、23年現在はJR北海道の駅で4位の利用者を誇ります。年によっては札幌駅に次ぐ2位につけることもあり、需要の高さが伺えます。
ということで、今回は特急ニセコに乗車しました。臨時特急なので乗れる機会は限られていますが、機会があればぜひとも乗ってみてください。
それでは。ありがとうございました。


西友