信楽

観光記録 滋賀県甲賀市信楽
※ こちらは24年10月23日のものです。

 おはようございます。一筆書ききっぷで草津線を通り、貴生川駅(きぶかわ)に来ました。滋賀県南部の甲賀市に位置し、今回乗車してきたJR草津線、信楽高原鐵道線、そして近江鉄道線の3社3路線が乗り入れる主要駅です。このうち、第三セクターである信楽高原鐵道の信楽線に乗車します。

JR貴生川駅
信楽高原鐵道貴生川駅
黄緑色:草津線 緑色:信楽線
緑色:信楽駅 黄色:銀俵さん
信楽はたぬきも有名です

 現在は全駅が甲賀市ですが、紫香楽宮跡駅(しがらきぐうし)以降の駅はすべて、旧信楽町(しがらき)に位置します。信楽町は、貴生川などが位置する水口町などとともに、合併して甲賀市になりました。単線非電化のローカル線で、信楽駅へ向かう学生で賑わっていました。8:05発の信楽行です。ひとまず信楽駅まで行ってしまおうと思います。信楽駅は8:29着です。

信楽駅の看板
対面のホームでは、多くのたぬきが出迎えてくれます
レトロな駅名表
駅前のたぬき
10月なのでハロウィン仕様でした

 さて、駅にここまでたぬきがあふれているのには理由があります。信楽町は信楽焼の一大産地であり、信楽焼の代名詞とも言えるたぬきの置物が出迎えてくれるのです。ちなみに、この巨大たぬきは公衆電話で、写真もよく見ると公衆電話が埋め込まれていることが分かります。駅から通りを少し進んでみます。駅前にある信楽焼ミュージアムでは焼き物を見ることができ、街中を歩くと、焼き物の生産所などが見られました。六古窯の1つに数えられる、伝統的な信楽焼を感じることが出来ました。ツジ久陶器さんというところで陶器を購入させて頂きました。

駅前のたぬきはなかなかに大きいです
信楽焼ミュージアム
焼き窯が突然現れました
橋もどことなくお洒落な雰囲気

 列車に乗って戻ります。貴生川ー信楽間の運賃は470円で、一日乗車券である、信楽高原鐵道フリー乗車券は940円だったので、行きの列車を降りた後に信楽駅で買っていました。なので途中下車で楽しもうと思います。

信楽駅より先に線路は伸びません
紫色の車両は留置線に停まったままで
緑色の車両がやってきました

 10:54信楽発。11:01に途中の雲井駅に到着します。美味しそうなお店を見つけたので雲井駅で下車しました。雲井駅から歩いて10分弱、釜炊近江米 銀俵さんです。国道に面して、車でのアクセスも良さそうです。地元の食材や陶器をふんだんに使用した定食で、雰囲気も相まって絶品でした。とろろがセットになっており、ずっと苦手な印象だったのですが、これを機に好きになりました。ぜひまた訪れたい飲食店です。

車両には、甲賀で有名な忍者と
信楽のたぬきが
雲井駅
チキンカツ定食

 少し時間があったので、隣の駅まで歩きます。雲井駅と貴生川駅の間、紫香楽宮跡駅です。読み方はしがらきですが、信楽町などとは漢字が違います。付近には紫香楽宮の跡があり、紫香楽宮は奈良時代に築かれた離宮だそうです。今回は時間がなかったので遺跡にまでは足を運べませんでしたが、また行きたいと思います。

紫香楽宮跡駅に列車が来ます
やはりここにもたぬきが

 信楽高原鐵道線は単線で、かつ信楽駅まで列車がすれ違える設備がないので、貴生川ー信楽間で2本以上列車が走ることは基本ありません。しかし、かつて対向から来た列車と衝突するという痛ましい事故が起きました。貴生川ー紫香楽宮跡間の長い距離の間には石碑も立っており、再発防止を願います。
 ということで、信楽町を散策しました。雰囲気の良い街だったので、ぜひまた訪ねたいと思います。それでは。ありがとうございました。

シートの頭にも忍者とたぬきが
シートの下にも忍者が

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