肘折温泉
観光記録 山形県最上郡大蔵村
※ こちらは24年11月24日のものです。
おはようございます。山形新幹線の終着、新庄に来ました。東京駅の新幹線ホームで目にしたことのある方も少なくないと思います。今回は新庄駅からバスに乗って行く先が目的地です。新庄駅を少し見てから、目的のバスに乗車します。
新庄駅は山形新幹線が走っている奥羽本線のほかに陸羽東線と陸羽西線の3路線が乗り入れており、四方に路線が伸びる交通の要衝です。しかし、周りは山に囲まれていることもあり、気象災害によって不通になることもしばしばです。今回は新幹線が走る奥羽本線の南側(山形線と呼ばれる領域)以外の3方面へは全て不通となっており、代行バスが走っている様子でした。奥羽本線北側の新庄ー院内間は4月に運転再開したものの、陸羽東線の鳴子温泉ー新庄間はバス輸送が続いており、陸羽西線に関しては工事の為らしいですが、新庄ー余目間全線でバス代行となっています。駅は間近で新幹線を複数車両も見られ迫力がありましたが、全体的に人は少なく、列車も途切れているからか寂しい雰囲気もありました。






陸羽東線(灰色)・陸羽西線(緑色)が伸びます
黄色の院内駅・黄緑色の鳴子温泉駅・青色の余目駅まではバスでした
さて、乗車するバスは、大蔵村営のコミュニティバス。新庄駅前を13:45に発車します。新庄駅から肘折温泉郷までを結ぶ路線で、肘折ゆけむりラインという愛称になっています。国道47号から458号を通るルートで、大蔵村の中心地を経由し肘折温泉郷へと至ります。458号に入ってから村役場などが位置する中心地までの間は最上川に沿うようにして走り、中心部と出ると山奥へと入っていきます。どんどんと標高を上げていき、1時間弱走ると、目当ての肘折が見えてきます。火山によるカルデラに位置するため、温泉郷へは下っていく必要があります。そのため、ループ橋のような橋を下りました。人里離れた秘境という雰囲気が漂います。




さて、旅館も多く建ち並びますが、今回は日帰り入浴施設の 肘折いでゆ館 を訪ねました。街中は心配に成るほど人が少なかったですが、温泉施設内は閑古鳥が鳴くこともなく、地元の方がくつろいでいました。ザ・地方の日帰り入浴施設といった感じで脱衣スペースも広く休憩所も充実しており、これでいて泉質の良い温泉が楽しめたので最高でした。




ということで、新庄駅から大蔵村・肘折温泉に来ました。東京から新幹線を乗り通して到着する駅。そこから更にバスで1時間と、聞けば秘境感は満載ですが、来る価値のある名湯でした。今度は宿にも泊まりたいと思います。皆さんも遠出として足を運んでみてください。
それでは。ありがとうございました。