ひたち
交通記録 仙台→品川
※ こちらは25年2月27日のものです。
おはようございます。東北有数の大都市・仙台に来ています。ここ仙台から首都圏に帰るのですが、東北新幹線は使わずに行こうと思います。仙台からは在来線の東北本線が乗り入れており、乗換こそいるものの東京駅までつながっています。しかし、首都圏と宮城県とを結ぶ路線はもう1つあります。それが、常磐線。茨城県から首都圏への通勤路線としても需要が高いですが、路線は宮城県まで伸びています。この常磐線を走破する特急があります。今回乗る特急ひたちです。


水色:常磐線
常磐線は福島県・茨城県北部の沿岸地域を南北に貫くように走り、茨城県中部水戸付近から首都圏へと進路を変えて進みます。14:16仙台発の特急ひたち22号 品川行。4時間半以上の時間をかけて首都圏まで向かいます。停車駅は相馬・原ノ町・浪江・双葉・大野・富岡・広野・いわき・湯本・泉・勿来・高萩・日立・常陸多賀・大甕・勝田・水戸・上野・東京・品川です。結構絞られてはいますが、それでもこの路線長なので多いです。


仙台市を出ると、仙台空港のある名取市を通り、岩沼市の岩沼駅を通過します。仙台から岩沼まえは東北本線を通りますが、その先は東北本線と常磐線に分かれます。東北本線はやや内陸に入る一方でひたち号は沿岸の常磐線に入ります。常磐線に入って2駅目が、亘理町の亘理駅です。亘理は颯爽と通過されますが、ここ亘理から、いわき市の久ノ浜駅まだの区間は東北地方太平洋沖地震の影響でしばらくの間運転を見合わせていました。全線の運転再開は2020年と最近です。
亘理を通過するともう間もなく福島県に入ります。相馬市の相馬駅、南相馬市の原ノ町駅を経由して進みます。両市とも、津波の被害が大きかった地域です。続く駅は、浪江と双葉。これらの地域は津波の影響だけでなく原発による放射線の影響も甚大でした。


次の停車駅は大熊町の大野駅。ここ大熊町に、件の原子力発電所がありました。このような事件が二度とは起こらないことを祈りつつ、通過していきます。

富岡川と太平洋

奥にうっすらと海が
もうしばらく列車に揺られると、福島県の第二都市:いわき市に到着。福島県は県庁所在地の福島市が県内の人口では第3位となっており、郡山市といわき市が上位に立っています。郡山市より人口が多かったのですが、現在は郡山市が最大都市となっていますが、福島県沿岸部・浜通り地域の中心都市です。しばらくはいわき市内の駅に停車します。関所があったことでも知られる勿来を出ると、いよいよ茨城県に突入。この時点で2時間半近く経っており、長距離特急の本領発揮と言わんばかりです。勿来を出ると進行方向左側に美しい太平洋が見られます。


いよいよ関東地方・茨城県です。だんだんと空が暗くなってきました。高萩市・日立市・ひたちなか市の主要駅に停車していき、県庁所在地の水戸市に到着。


さて、なんと水戸の次は上野です。首都圏の名だたる駅を一気に通過し、都心の上野駅に到着。その後東京・品川と停車します。上野ー水戸間を含む区間では、特急ときわが高頻度で運行されているため、間の主要駅も安心です。ちなみに平日夕方ということもあり、水戸では席が全て埋まりました。満員の状態で首都圏へ。
ということで特急ひたちを乗り通しました。これしか言っていない気もしますが、また途中下車しつつめぐりたいと思います。みなさんも、仙台に行く予定があれば、少し変わったこの方法で行ってみてください。
それでは。ありがとうございました。