足摺

観光記録 高知県土佐清水市
※ こちらは25年3月5日のものです。

 おはようございます。高知県土佐清水市に来ています。宿毛(すくも)市の宿毛駅から土佐清水市の市街地方面へと向かうバスに乗り、途中で降りて竜串を訪ねていました。そこから再びバスに乗り、土佐清水市の中心部に位置する清水プラザパル前バス停に向かいます。

黄色いライン:国道321号線 など
青色:足摺海洋館
橙色:足摺岬
水色:足摺岬
黄緑色:清水プラザパル前バス停
橙色:清水バスセンター
松崎海岸
清水プラザパル前

 プラザパルというショッピングモールのすぐそばにバス停があり、鉄道がない土佐清水市の交通拠点になっています。スーパーや百円ショップもあり、市民に親しまれている様子が分かります。13:02に清水プラザパル前に到着し、12:32にはもう出発してしまいます。名残惜しいですが、足摺岬に向かいます。乗るバスは足摺岬経由の足摺国際ホテル行。土佐清水市街から足摺岬に行くには、大きく2種類の行き方があります。窪津を経由する東回りと大浜を経由する西回りです。行きに乗った便は窪津経由でした。清水プラザパル前始発ということもあり、観光客の姿はなく地元の方々が乗っていました。そんなこともあり、途中で貸し切りになってしまいました。どうやらこの区間ではフリー降車制度が取り入れられているそうで、乗客の方が運転手さんに降りたい地点を示してバス停でないところで降りている場面もありました。地域に密着した様子が見てとれました。

窪津周辺
大谷周辺で貸し切りに

 バスに揺られること約30分、足摺岬に到着です。四国最南端の岬となっています。

 これまで、最北端の竹居観音岬、最東端の蒲生田岬を訪れ、3つ目の四国の端でした。竹居観音は近くのお寺の人しかおらず、蒲生田には清掃をしていた地元の方にしか会えず、隠れた名勝といった雰囲気でしたが、足摺岬には多くの人が訪ねて来ていました。かなり著名な人気スポットのようです。しかしながら良くない意味でも有名で、自殺の名所としても知られます。確かに福井県の東尋坊のような雰囲気もどことなく醸し出されているように感じました。

海が見えるところまでは
鬱蒼とした森のようになっていました
長い階段を下ります
下った先にある
白山洞門

 少し早いですが、暗くなる前にここ足摺を後にしようと思います。最後に1つだけしたいことがあるので、そちらをやりに行きます。15:38発のバスに乗車します。

大浜
清水プラザパル前

 足摺岬に行くときに乗った清水プラザパル前を経由し、西の大月方面へ少しだけ迂回して清水バスセンターというところに寄ってから再びプラザパルを通り、改めて北上、土佐くろしお鉄道の中村駅に向かっていきます。プラザパルからは一旦東へと向かいます。途中で窪津分岐という名前のバス停が。ここは以布利というところで、先に乗った窪津経由のバスは、以布利分岐というバス停がありました。両者の間には、窪津に向かう幹線と以布利に向かう幹線をバイパスするように結ぶ道路があり、このような名前になっているそう。また、ここ以布利には、大阪にある海遊館の研究施設があります。ジンベイザメやイトマキエイなどの大型生物が飼育されているそうで、休日に公開されているそうです。残念ながら平日に訪れたために立ち寄ることは叶いませんでしたが、ここもいつか来ようと思います。

土佐清水市大浜周辺

 2時間弱バスに揺られ、中村駅に到着です。四万十市の中心駅で、中村駅からは高知方面に多くの特急が出ています。中村駅から窪川までは土佐くろしお鉄道中村線、宿毛までは宿毛線と分かれており、直通する列車はあるものの、中村発着の便も少なくない、そんな主要駅です。

中村駅
24/9/6撮影
24/9/6撮影
宿毛方面・高知方面ともに
宿毛発着の特急列車です
遠いですが、特急あしずり

 JR土讃線の高知駅から土佐くろしお鉄道に乗り入れる特急あしずりも例外ではなく、そのほとんどが中村駅を発着としますが、1日1往復だけ中村から先、宿毛を発着する便があります。高知方面に限り、高知駅を出て高松駅にまで至る特急しまんとも宿毛を出ます。そのため中村ー宿毛間は1日1.5往復の特急が行き来する区間になっています。そんなこの区間の特急に乗りたかったのです。四万十・宇和海フリーきっぷを持っているので、特急券を買わずに自由席に乗らせて頂きます。途中の停車駅は、平田駅のみ。鉄道が走っていない、三原村の玄関口ともなる駅です。中村から先は、ローカル線といった雰囲気にも関わらず高架線上を走る区間がほとんどで、見ていてかなり面白いです。単線非電化の高架という何ともちぐはぐな感じを楽しめます。

宿毛駅

 ということで、土佐清水市の足摺をめぐり、宿毛に帰ってきました。公共交通で行くのは中々に大変で時間の制限も少なくないですが、バスや鉄道ならではの魅力というのも十分にあります。皆さんもぜひ公共交通を使って足摺に行ってみてください。
 それでは。ありがとうございました。

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