竜串
観光記録 高知県土佐清水市
※ こちらは25年3月5日のものです。
おはようございます。高知県最西端の街の1つである、宿毛(すくも)市に来ています。香川県から高知市を経由して伸びてきた土讃線は途中で土佐くろしお鉄道に代わり、中村を経てここ宿毛にたどり着きます。宿毛より先には南にも西にも線路は伸びておらず、公共交通機関を用いる場合にはバスを使用することになります。

灰色:土佐くろしお鉄道線

青色:足摺海洋館
橙色:足摺岬


バスは1日5-9本
線路は途切れていますが、道はありますのでバスの拠点になっています。線路と平行するように東へ進み中村へ向かうものや、北へ長距離を走り抜け愛媛県宇和島へとつながるものもありますが、今回は南へ、国道321号を通り土佐清水市へと向かうバスに乗車します。8:00宿毛駅発の高知西南交通 清水プラザパル行。
高知県南西部には土佐くろしお鉄道しか路線が無いと言ってもよく、こちらも四万十市と宿毛市しか通っていません。大月町・三原村・土佐清水市は鉄道空白地帯となっているのですが、このバスはそのうち大月町と土佐清水市を走るものになります。まずは宿毛市のすぐ南に位置する大月町へ向けてバスは南へと向かっていきます。大月町の中心街と思しき大月役場前や、それより手前で集落がありそうな福良橋というバス停での主な乗降がありました。この大月町は透き通った海が有名なところで、柏島という人気スポットもあります。しばらく走ると海に出てきて、土佐清水市に入ります。


土佐清水市に入ると国道からは海がよく見えました。この道は足摺サニーロードという愛称が付けられているようで、温かい陽光と共に海を眺めながらドライブやツーリングを楽しめるみたいです。今回でバスを殆ど乗り通すことが出来たので、次はドライブしに来たいものです。
宿毛駅から約1時間。8:56に目的地のバス停に到着しました。SATOUMI前バス停。水族館である、高知県立足摺水族館 SATOUMI があります。つい最近になってリニューアルオープンしたようで、全体的にキレイな施設です。




この地域は足摺・宇和海国立公園となっており、自然の豊かさが売りの地域となっています。そのような豊かな生態系を活かした展示が見どころになっています。
黒潮の影響を大きく受けるこの地域は温暖で、主要四島の他の地域ではあまり見られないような熱帯性の生き物も生息しているそうです。また、ウミガメの繁殖地としても知られています。そのような豊かな足摺・竜串の海が誇る生態系を感じることが出来ます。また、足摺に大きな関係があるわけではないように感じましたが、ここSATOUMIでは、ウミウシの展示が目を惹きます。飼育が難しいそうであまりお目にかかれないウミウシを多く見ることが出来ました。館前のポストにもあしらわれていたように、この水族館の売りの1つなのでしょう。とても可愛く、色とりどりの姿に癒されます。


奥に海が見えます










さて、ここ竜串の観光スポットはここだけではありません。先程のウミガメ水槽の奥にも見えていましたが、竜串の海に不思議な形の建物があります。こちらは、足摺海底館。いわゆる海中展望台というものであり、海底の魚たちを見ることが出来ます。

謎の建造物のようです

この海底館の入場券には、SATOUMIとの共通券もありましたので、SATOUMIに入る際に購入しておきました。合計1500円。どちらも入れてこの値段であればかなりお得でしょう。館内からは、水族館以上に竜串の海を感じることが出来たように感じます。もちろんありのままの姿なため見にくかったり見られない生き物がいたりしますが、また来ようとも思えました。餌を与えているようで、そこに魚が集まるのも見ものでした。



360°見渡すことが出来ます








奇岩が並ぶ面白いところでした

海岸の近くには、うみのわ というビジターセンターがありました。どうやら土佐清水はサバが有名なようで、ビジターセンターの方と少しお話しする機会があったので、サバを頂ける店舗を聞いてみました。すると、東に少し行った先に道の駅があり、そこで食べることが出来るとのこと。バスの時間までまだ少しあったので、歩いて行ってみることにしました。所要時間は30分ほど。途中には豪華な建物であっただろう廃墟も見られました。




さて、道の駅に着きました。道の駅 めじかの里 土佐清水。窪津というところのサバが有名らしいので楽しみにして入ったところ、なんと売り切れでした。歩いてきただけありとても残念でしたが、漁獲量にはムラがあるでしょうし、仕方がありません。いつか必ずリベンジしようと心に決め、魚フライ定食を注文。こちらも鮮度が良いのでしょう。絶品でした。


さて、ここからはバスで土佐清水の市街地に向かいます。他にも見残し海岸などの名勝があるのですが、今回は明るいうちに足摺岬にも行きたいので、またの機会に。やり残したことも多いので、また来ようと思います。
ということで、土佐清水市の竜串地域でした。アクセスは良いとは言えず、土佐清水市は東京から最も「遠い」街の1つと言われることさえありますが、その魅力もたっぷりです。ぜひ行ってみてください。
それでは。ありがとうございました。
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