八高線と児玉
交通記録 高崎→高麗川→川越
※ こちらは25年6月13日のものです。
おはようございます。前回に引き続き、群馬県の高崎に来ています。今回はここから首都圏へ行こうと思います。高崎から首都圏への鉄道は在来線である高崎線のや上越・北陸新幹線が主要ルートですが、マイナーなルートもあります。
それが、八高線と川越線のルートです。


灰色:八高線/川越線 橙色(細):東北本線
黄緑色:高崎駅 桃色:児玉駅
紫色:高麗川駅 橙色:大宮駅
高崎線は大宮までを直線的に結び、本庄市・深谷市・熊谷市などベッドタウンの中心地を走り抜けていきます。それに対して東へは向かわず、南へとくねくねしながら降りていくのが、八高線です。八王子市の「八」と高崎市の「高」が取られた路線名です。今回はこちらの八高線に乗車していこうと思います。

関東ですが気動車です



八高線の高麗川以北(今回の乗車範囲)は、非電化路線となっています。電線が張っていないため電気で動く電車は走行できません。そのため、ディーゼルエンジンなどで動く気動車に乗って向かいます。
乗って行くのは、14:56発の八高線児玉行。八高線では、川越線との乗換駅である高麗川まで行きたいのですが、この列車は高麗川(こまがわ)までは行かず、途中の児玉駅止まりです。そこから先への接続があるわけではないので1時間後に高崎駅を出る列車に乗車しても時間は到着時間は変わりません。ですが、せっかく途中下車も出来るので、児玉というところに行ってみようと思います。
高崎駅を出ると、次の倉賀野駅までは高崎線内を走行します。正確には八高線は倉賀野までで、全列車が高崎線に直通して高崎駅までやってくるため、高崎駅で八高線に乗車できるとアナウンスされるのです。また、倉賀野駅の次の北藤岡駅も、高崎線のすぐそばにあり、ここを出るといよいよ高崎線とはお別れになります。


時間も時間なので乗客はそこまで多くないですが、乗っている方の多くは群馬藤岡駅で降りていきました。人口6万人弱を抱える藤岡市の中心駅だそうです。
群馬藤岡駅を出ると、舞台はいよいよ埼玉県です。神川町の丹荘駅を出ると、本庄市に入ります。15:22終点の児玉駅に到着。この列車はすぐに高崎へと折り返していくそうです。




本庄市の児玉地区にある児玉駅です。ここでは後続の高麗川行までは1時間ほどありますので、散歩をしようと思います。学生を中心にすれ違う人はちらほら見えましたが、駅周辺にはスーパーやコンビニなどの見知った店舗は殆ど見られませんでした。


児玉地区には雉岡(きじおか)城という城跡があるそうなので、そこに行ってみようと思います。駅からは徒歩10分ほどで、小さい公園のようになっていました。




児玉駅まで戻ってきました。引き続き八高線に乗車していきます。16:15発の高麗川行。終点の高麗川まで向かいます。ここからは乗換駅が多く、平野部の外縁を結ぶように伸びる八高線の主要駅から、都心へと直線的に結ぶ東武線などの路線が伸びていく。そんな放射状のような路線図になっています。
美里町を抜けると寄居町に入り、寄居駅に到着。寄居駅は5方向に路線が伸びるターミナル駅で、東武東上線の終点となっているほか秩父鉄道も乗り入れています。観光路線としての要素も強い秩父線や都心に出やすい東武と比べ、JRの利用者数はあまり多くはないようです。寄居駅に近づくと、架線が引かれた秩父鉄道と合流します。


寄居を出ても東武とはしばしば顔をあわせて行くことになります。寄居駅を出てすぐ、川を越えました。東京へと流れ出る荒川の上流部分です。既に大河川たる片鱗を見せているようにも感じます。寄居町を出ると、小川町に入ります。小川町最初の駅、竹沢駅には、線路が剝がされたホームがありました。枕木は残されているので、比較的最近に取り払われたもののようです。利用者数も減少傾向にあるのでしょうが、大変そうだと思いました。


竹沢駅を出ると、小川町の中心駅である小川町駅に到着。ここでも、寄居駅と同様に東武東上線に乗り換えられます。ここも寄居駅と同じように、JRと私鉄の間で大きな利用者数の違いがあります。東武が強い地域と言えるでしょう。


池袋方面
小川町を出ると、ときがわ町、越生町と進んでいきます。越生町の越生駅では三度、東武線に接続します。今度は東武越生線で、こちらも東武の方が利用者数が多いです。

荒川水系の越辺(おっぺ)川

越生を出ると、もう10分ほどで高麗川駅です。日高市の中心に位置する駅で、八高線の途中駅であるほか川越線の終点駅でもあります。17:15高麗川着。
八高線と川越線は少し変わった運行形態をとっており、八王子ー高崎(倉賀野)間が八高線ですが、この区間を一度に走破する列車はありません。高麗川以北の列車はすべて高麗川発着となっており、高麗川ー八王子間の列車については、その殆どが川越線の川越方面に直通していきます。このため、八高線八王子ー高麗川間と、川越線が同一路線のようになっています。


最後、川越線の川越行に乗車して川越駅に向かいます。なぜか遅れており、帰宅時間と合わさってかなり混雑しておりました。夜ご飯は、ぎょうざの満州というところにしました。首都圏から北関東を中心に展開するお店で、美味しい餃子を楽しむことが出来ました。
ということで、八高線と川越線でした。まだ高麗川以南には乗車出来ていないですし、降りていない駅も少なくないので、また乗りに来たいと思います。
それでは。ありがとうございました。




