恵那・瑞浪の温泉

観光記録 岐阜県恵那市/瑞浪市
※ こちらは25年8月1日のものです。

 おはようございます。今回も車で温泉地めぐりです。目当ては岐阜県東濃地方です。まず向かうのは、恵那市です。とはいっても恵那市中心部からは離れたところで、合併前は恵那市ではなかったところになります。恵那は中央線に駅があり、名古屋と長野を結ぶ特急しなのも一部列車が停車します。しかし、今回は市南部に向かうため中央線に沿うルートでは向かいません。名古屋から向かうは東方、豊田市です。
 東山線に沿うように東へ向かい、長久手市、瀬戸市を抜けて豊田市に入ってからは矢作川とともに上流へ向かいます。岐阜県に入ると、もう間もなく目的地です、恵那市串原に位置する、串原温泉ささゆりの湯です。

青色:中央本線 黄色:東山線
緑色:ささゆりの湯 赤色:不老荘
串原温泉 ささゆりの湯

 鉄道路線からも国道からも離れた、山奥の温泉といった雰囲気です。しかし、施設自体はかなり大きく、新しいようで全体的にキレイな建物でした。天然温泉ですが、中はスーパー銭湯のような広々とした休憩スペースもあり、ゆっくりできて素晴らしい場所です。泉質は塩基性泉で、とろとろとした肌触りが心地よいです。中でも露天風呂は格別で、木々の揺らめきを感じながら、連なる山々の絶景を堪能することが出来ます。室内の浴槽も露天風呂もともにかなり広く、人でごった返しているわけでもないので、かなり広々とくつろぐこともできます。露天風呂には腰かける椅子もあり、標高の高さゆえの涼しさも全身で感じられます。

休憩スペースも全体的にキレイです

 お風呂上りに牛乳を頂きました。また、帰宅後に飲むため、女城主という恵那市の地酒も購入しました。館内にはお土産コーナーも完備されています。お酒を飲みたい気持ちをグッと我慢しつつ、ささゆりの湯への名残惜しさにも耐えつつ別の温泉地に向かおうと思います。
 恵那市を出て、瑞浪市に向かいます。先程は新しめの日帰り温泉施設でしたが、次は一転して全く別系統の温泉に向かいます。時代を感じる建物が目を惹く温泉宿です。訪ねたのは、稲荷温泉 不老荘。車で三十数分のところです。駐車場は、看板こそあるもののただの空き地のような感じでした。

稲荷温泉 不老荘
荷機稲荷神社

 ザ・レトロといったような旅館です。現在は宿泊客の受け入れを行っておらず、日帰り客のみの受け入れのようです。宿の目の前には稲荷神社があり、稲荷温泉という名前はここからつけられているそうです。室内は時が止まったような雰囲気で、おばあさんが温かく対応してくださいました。中に入り廊下を奥へ進むと、温泉の入口です。

廊下
脱衣所の入口

 浴室は、旅館のお風呂場といった感じの、そこまで大きくはないものでした。温泉は加温されており、水で調整こそできるものの、かなり熱めのお湯でした。脱衣所のタンスもかなり時代を感じ、細部までレトロを満喫できます。廊下の両側は、もともと客室として使われていたであろう部屋部屋が並んでいます。現在は入浴後の休憩スペースとなっていました。

 かつてはここで宿泊することができたと考えると、なんだかワクワクする反面、少し不思議な気持ちでもあります。長い間多くの人に親しまれてきたことが肌で感じられる、よいところでした。
 ということで、恵那市の串原温泉ささゆりの湯と、瑞浪市の稲荷温泉不老荘でした。比較的近くにある両温泉ですが、大きく形態が異なるのが、非常に面白く良かったです。どちらもまた訪れ、それぞれのところでゆっくり時間を過ごしたいと思います。皆さんも岐阜県に行く機会があれば、ぜひ訪ねてみて下さい。
 それでは。ありがとうございました。

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