忍野

観光記録 山梨県南都留郡忍野村
※ こちらは25年8月15日のものです。

 おはようございます。今回は御殿場線の御殿場駅に来ています。ここから富士山の東麓をバスで抜け、山梨県に向かおうと思います。御殿場線は酒匂川に沿うように走り、御殿場市に入ると富士山も見える、絶景路線でした。

御殿場駅
富士山口
青色:中央本線 緑色:御殿場線
水色:富士急行線 紫色:身延線
黄緑色:甲府駅 橙色:御殿場駅
水色:河口湖駅 赤色:富士山駅 青色:忍野村
酒匂川
山北ー谷峨間
富士山
足柄ー御殿場間

 御殿場駅の北側、富士山口からバスに乗車します。山中湖村・忍野村を経由して富士急行の富士山駅・河口湖駅に向かうバスです。富士山の西麓にはJR身延線が走っている一方で、東麓には鉄道路線がありません。その代わりに、このようなバスが走っているのでしょう。富士急バスの河口湖駅前行です。こちらに乗って、富士急沿線まで行く前に、忍野村というところに行こうと思います。

富士急バス
きっぷはバス停そばで買えます

 御殿場駅を出たバスは、市街地を通り国道138号に入ります。御殿場線で通過した小山町ですが、138号上で、再び経由します。しかし、その地域は小山町中心部からは離れた、須走地域です。富士山登山ルートの1つ、須走ルートの開始地点でもあります。須走を出て、曲がりくねった道を越えると、山梨県に入ります。最初の自治体は、山中湖村。富士五湖の1つに数えられる山中湖を有する村です。朝日丘というバスターミナルを出ると、進行方向右側には、山中湖を望むことができます。

正面には山中湖が
山中湖

 山中湖から離れると、いよいよ忍野村です。忍野村の中心地は国道からは離れており、バスによっては国道を逸れて中心地へと客を運ぶものも存在します。しかし、今乗車しているバスはショートカット型で、国道を通り続けます。そのため、忍野村内の国道で降りたいと思います。降りたのは、北富士駐屯地入口というバス停。河口湖駅方面のバス停には歩道もなく、降りてすぐ蜘蛛の巣に歓迎されるという有様。あまり使われていないようですが、そのようなバス停も趣深くて良いです。
 国道から出て目的地に向かいます。

北富士駐屯地入口

 バス停から1kmほど歩きます。バス停名になっている駐屯地を横目に歩き続けると、目的地が現れます。さかな公園という公園内に位置する、富士湧水の里水族館です。内陸県:山梨にある水族館です。

山梨県立 富士湧水の里水族館
さかな公園

 個人的に物凄く好きな水族館の1つで、幼い頃から度々連れてきてもらっていました。サケの仲間を筆頭に淡水魚が多く展示されている水族館です。地域の小型淡水魚が泳ぐ、小さ目の水槽がまずは出迎えてくれますが、やはり目玉水槽は、館内中心部に存在する円形の回遊水槽です。楕円の水槽にサケの仲間が泳ぎ、あらゆる方向から悠々と泳ぐ姿を見ることが出来ます。

数えきれないほどの魚が
アルビノも見られます

 すごいことにこの水槽は二重構造になっているのです。大きさの異なる魚が別々の水槽で飼育されており、飼育する上での困難性を排除しつつ、客の視点では同じ水槽を多くの種類の魚が泳いでいるように見える、粋な展示です。この水槽は内側からも見ることが出来るのですが、内側からは比較的小型の魚がよく見られます。

内側から

 外側からと内側からで大きく様子の異なる様を見ることが出来ますが、これだけではありません。この水槽は上からも下からも見ることが出来ます。内側に入る前の部分が水中トンネルのようになっており、そこで下からみっれるほか、ガラスもない上部からも見ることが出来ます。上下から見ると、水槽が二重になっていることがよく分かります。

下から
上から

 この水槽が目を惹く一番の目玉であることは間違いないですが、この水族館の見どころはこれだけではありません。他にも色々あるのですが、大きい水槽を横から見ることが出来ます。ですが実はこれは水槽ではなく、外からも見える大きな池になっているのです。チョウザメやマスの仲間が泳いでいる様子を、館内で横から見られるほか、館外では上から見ることもできます。富士の湧水を使った透き通った美しい水と、ここでしか見られないような独特な展示形態。非常に面白いものです。

横見水槽
屋外から

 お見せした展示は一部で、他にも面白い展示が多くあります。車があればアクセスも良好なので、是非とも行ってみてください。

さかな公園内の富士湧水
横見水槽を外から
中から見ている人もいます。
二重回遊水槽の他にも色々あります
二重回遊水槽の内側

 さて、少し歩いて別の観光地へ向かいます。忍野村の人気スポット、忍野八海です。富士山の湧水により形成された8つの池からなる景勝地です。時間的にすべてを巡るのはまたの機会とし、代表的なもののみを巡ることとします。中池と呼ばれる大規模な池は、より多くの人で賑わっていました。水は言うまでもなく透き通っており、水族館でも見たようなサケの仲間と思しき魚たちが泳いでいました。時期が時期なので人がかなり多く、ゆっくりめぐるのは難しそうでした。全ての池を巡りに、空いている期間にまた行きたいと思います。

中池
涌池
浅間神社
菖蒲池
お釜池
富士急バス

 ということで、忍野村でした。富士のふもとというだけあり、澄んだ水が映える観光地が多く、非常に癒されるところです。皆さんもぜひ、足を運んでみて下さい。
 それでは。ありがとうございました。

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