酒田市

観光記録 山形県酒田市
※ こちらは25年8月18日のものです。

 おはようございます。山形県沿岸部、庄内地方の余目駅に来ています。ここから少し北上して、庄内地方の中心都市の1つ、酒田市に行きます。余目からは15分ほど。12:09発の普通列車酒田行です。

余目駅
羽越本線
北余目駅

 酒田駅の手前、東酒田を出てしばらくすると、急速に都市部に入ります。羽越線の全列車が停車し、特急の始発駅でもある、酒田駅です。新しい駅舎が目を惹きます。

酒田駅

 酒田市は庄内地方における中心的な地位を持つ都市であるほかに、山形県を代表する一大観光都市でもあります。駅から歩ける範囲に多くの観光スポットが広がっています。とりあえずお昼も過ぎていますので、まずはお昼ご飯を食べに行こうと思います。目指すのは沿岸、酒田港です。酒田市には飛島という離島があり、飛島に向かうためのフェリーがこの港から出ます。今回は時間的にも飛島へ行けないですが、港ということで、ここで海鮮を頂こうと思います。鮮度抜群で、絶品のお刺身を頂くことが出来ました。

酒田港
A定食
カウンターからは海が見えます

 さて、歩いて行ける範囲にと書きましたが、ここでは自転車をお借りすることが出来ました。しかも無料で借りられ、駅前の観光案内所などでも返すことが出来るそうで、かなり利便性が高いです。しかも酒田港には返却式のコインロッカーまでありました。荷物を身軽にして、ありがたく使わせて頂くこととしました。まず訪ねるのは、港からすぐ近くの日和山公園です。港の近くだからか灯台があり、地元の方に愛された静かな公園といった印象のよいところです。地元の方と話す機会もあり、良かったです。

六角灯台
展望広場からの酒田港

 市内のどこを観光するかあまり決めていなかったので、日和山公園で話した地元の方にお勧め頂いたところに行ってみようと思います。それが、山王くらぶと相馬樓の二か所です。まずは山王くらぶを訪ねようと思います。江戸時代の料亭を全身とする建物で、現在は歴史資料館というような役割を担っています。館内に入ると、まず2階を案内して頂きました。期間限定展示のようで、傘福という吊るし飾りが展示されていました。歴史情緒あふれる酒田市ならではの、歴史を感じる趣ある吊るし飾りで、和室に映える飾りはこの上ない美しさを感じました。

湊町酒田の傘福

 1階は料亭を通じた酒田市の歴史を紹介するコーナーでした。江戸時代の航路発展に伴い、西回り航路上に位置した酒田市は北前船の来航で大いに栄えました。大阪堺と比べられるほどの繁栄を極め、京都との往来が特に盛んであったために京文化が多く流入します。そのため方言なども京都と近い関係にあるそうで、酒田の歴史による独特な世界観を感じることが出来ました。

料亭文化の間
酒田商人の間

 さて、山王くらぶを後にして相馬樓に向かいます。日和山・山王くらぶ・相馬樓はいずれもすぐ近くにあります。こちらも江戸時代の料亭が史料館となっています。こちらは山王くらぶよりも料亭であった名残が多く残されているように感じられ、京文化もかなり感じられました。舞妓さんにお出迎えして頂いたりなど、自分がdこにいるのかわからなく感じるほどです。舞妓さんの演舞も見ることが出来たそうです。
 中は江戸時代から変わっていないであろう趣がそのまま残されており、館内も空いていたため、時間を忘れてゆっくりと雰囲気を楽しむことが出来ました。

相馬樓

 とてもご丁寧にご対応頂けて、かなり満足出来ました。ここらを紹介して頂いた、名も知らぬ地元の方に感謝し、日和山周辺を後にします。
 最後の観光、山居倉庫を訪ねます。明治期に使われていた米の倉庫群で、その光景に圧倒されます。一部の建物は現在も米蔵として使用されているようで、観光地であるだけでなく現役の蔵という立派なところです。紅葉シーズンや雪の降る時期に足を運ぶと、また違った顔を見ることが出来そうで、再訪したいと思います。

山居倉庫
新井田川

 ということで、酒田市でした。全体的にどこを取っても美しい街で、ゆっくりとした時間を過ごすことが出来ます。アクセスがあまり良くはないですが、それでも一度行く価値はかなりあるように感じます。近いうちにまた訪ねたいと思いました。みなさんもぜひ足を運んでみてください。
 それでは。ありがとうございました。

酒田祭で使用する獅子
レンタサイクル
飛島行のフェリー
新井田川と鳥海山

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