新発田→名古屋

交通記録 新発田→名古屋
※ こちらは25年8月20日のものです。

 おはようございます。月岡温泉におります。ですが今日の夜までに名古屋に帰らなければならないので、早い時間ではありますが、温泉を後にしたいと思います。

月岡温泉 足湯

 昨日ここに来るために乗った、新発田駅へ行くバスは朝一番が9:30発でした。もう少し早く出発したかったので、何かもう少し早く出られる方法はないかと考えました。そこで見つけたのが、新発田市のコミュニティバスです。新発田駅から遠い地域に住む方を新発田駅などの主要施設に運ぶ働きのあるものですが、新発田市のホームページを閲覧すると、どなたでも利用することが出来るとのことだったので、ありがたく使用させてもらおうと思います。
 バス停は足湯の前。2系統のコミュニティバスが存在します。月岡足湯前を始発とする本田・天王号と、松浦地区というところから月岡足湯前を経由するまつうら号です。前者は7:29発で、後者は7:27発ということで、より早いまつうら号に乗車することとします。コミュニティバスには初めて乗車しましたが、いわゆる路線バスの車両ではなくワゴン車でした。

田んぼと月岡温泉
コミュニティバス
水色:羽越本線・信越本線
緑色:妙高はねうまライン 青色:北しなの線
橙色:篠ノ井線 青色:中央本線
桃色:新発田駅 橙色:新津駅
緑色:長岡駅 青色:直江津駅
黄色:妙高高原駅 赤色:長野駅

 8時ちょうどに新発田駅に到着です。ここからはひたすら列車を乗り継ぎ、はるばる名古屋駅へ向かいます。まず乗車するのは、羽越本線の残り区間です。新発田駅からは白新線が伸びており、新潟駅へはそちらが圧倒的に早く、朝ということもあり白新線はかなり混雑していました。しかし、羽越線の新発田ー新津間はかなり閑散としています。本数も少なく、狙って乗る必要もありました。乗車するのは、8:23発の新津行。村上方面からやってきたもので、多くの方が新発田で降り、白新線に乗り換えていきました。列車はゆっくりと新潟市新津に向かっていきます。途中の阿賀野市では、水原駅という駅で多くの方が乗車されました。朝の通勤時間帯であることを実感します。

中浦駅
使われていないホームが目につきます。
京ヶ瀬ー新津間
阿賀野川
新津駅 西口
新津駅 東口

 8:54新津駅に到着。鉄道の街と呼ばれる新津は、信越本線が南北に伸びるのか、北東には先程まで乗ってきた羽越線が、南東には福島県郡山までつながる磐越西線があり、JRだけで4方向に線路が伸びます。そんな鉄道の街ですが、なんとSLが停車しており、次の列車を待っている間に動き出しました。SLばんえつ物語という、磐越西線を走る観光列車なようですが、調べたところ運行日は昨日の19日でした。回送としてどこかへ向かうところだったのでしょうか、定かではありませんが、とにもかくにも煙を出しながら進んでいく姿は圧巻です。

4方向に線路が伸びます
自由通路からのSL

 さて、思わぬSLとの出会いにワクワクしましたが、SLも行ってしまいましたし乗る予定の列車もやって来たので、新津を後にしようと思います。乗車するのは、9:15発の信越本線長岡行。新津はまだ新潟市ですが、すぐに新潟市を脱出し、三条や見附といった主要都市を通り、長岡駅に到着します。

加茂ー保内間
押切ー北長岡間

 10:09長岡駅着。新潟県の第二都市:長岡市の中心駅で、上越新幹線も走ります。乗ってきた信越本線は新潟方面と直江津方面との直通は、普通列車では殆ど見られず、ほぼ全ての列車が長岡で系統分離されています。この列車も長岡止まりで、これから乗車する直江津行は長岡市発です。

長岡駅 大手口

 長岡駅には、日本酒を少しずつ頂けるコーナーがあり、今度は頂いてみたいと思いました。時間の関係上、次の便に急ぎます。10:54発の普通列車直江津行。越後平野を抜け、刈羽平野に入り、柏崎駅に到着します。柏崎を出ると、上越市の市街地まではのどかな区間を走ります。この区間は羽越線のように日本海がよく望める駅になっており、特に青海川駅はホームからは海をよく見えるそうです。ですが、乗っているだけでも十分楽しいです。直江津駅の二駅手前、犀潟駅の直前で立派な高架線が合流してきました。これは、北越急行ほくほく線の線路で、上越新幹線の越後湯沢・上越線の六日町から伸びて来る高規格路線です。北陸新幹線が開業する前は、上越新幹線で湯沢に行き、そこからほくほく線経由の特急はくたかに乗って北陸に向かうのが、首都圏から北陸への主要ルートであったそう。この区間は北陸へのルートでもあったわけです。そんなこんなで、12:31直江津駅に到着です。

宮内駅の先
上越線との分岐
前川ー来迎寺間
信濃川
鯨波ー青海川間
土底浜ー犀潟間
えちごトキめき鉄道の車両たち
直江津駅 北口

 折角直江津まで来たので、海を見に行ってみました。鉄道では何度も見てきましたが、生で日本海を見るのは、鶴岡ぶりです。

 さて、信越本線はとりあえずここ直江津まで。直江津からは、旧信越本線が南・長野方面へ伸びており、西へは先述した通り北陸へとつながる旧北陸本線が伸びます。現在はどちらも三セク転換されており、前者はえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインに、後者は日本海ひすいラインとなっています。今回はこのうち妙高はねうまラインに乗車し、長野を目指します。

ほくほく線

 きっぷなのですが、もともとは途中の上越妙高から長野まで新幹線に乗る予定でした。ただ、予定を変更し、三セク路線を乗り継ぐことにします。JRの乗車券で直江津から上越妙高までの乗車券は持っているので、直江津駅で上越妙高から妙高高原までの、まだ乗車券を持っていない範囲を購入しました。
 14:26発の妙高高原行に乗車します。春日山駅に停車し、高田駅に入ります。上越市は直江津と高田の2つの市街地があり、その中間の春日山駅周辺に市役所などが位置しています。その後に上越新幹線との接続駅、上越妙高に停車し、上越市を出て妙高市に入ります。

春日山駅

 妙高市に入りしばらく走ると、二本木駅に到着するのですが、急勾配のある地域に位置するこの駅は、スイッチバックで入る駅になっています。駅の先まで一度進み、戻るようにして二本木駅ホームに入線します。

二本木駅

 二本木を出て15分ほど、15:27に終点の妙高高原駅に到着です。ここが新潟県最後の駅であり、旧信越本線ですが、ここまでがえちごトキめき鉄道の管轄、ここから先はしなの鉄道の管轄です。妙高高原駅から長野駅までがしなの鉄道しなの線。事業者が変わったということで、一度改札外に出て、きっぷを買いなおします。妙高高原から長野までの乗車券。ちなみに、車内では無賃乗車への警告が頻繁になされていました。妙高高原駅ではえちごトキめき鉄道としなの鉄道が対面で乗り換えられます。裏を返せば直江津から長野まで改札を介すことなく移動できてしまいます。そのため正規料金を払わずに乗車する人も少なくないのでしょう。乗せて頂いている身なので、正しく料金は払うべきですよね。

妙高高原駅
観光地が多くあります

 15:54発の長野行。北しなの線の区間は山間部を抜け、長野市に出ます。午後の長野行ということでそこまで混んではいないだろうと思っていましたが、車内は思ったよりも混んでいました。長野市最初の駅、豊野では飯山線が伸びており、こちらに乗ると、また新潟県に行くことが出来ます。

妙高高原ー黒姫間
古間ー牟礼間

 長かった旅もいよいよ終わり、長野駅に到着です。ここまではすべて鈍行できましたが、ついに特急課金です。しなのに乗って帰ります。なぜか写真を取っていなかったのですが、あとは乗るだけで帰れます。繁忙期でなければ、長野から乗る場合自由席でも十分座れそうです。
 ということで、新潟新発田からはるばる帰りました。様々な風景が見られてとても楽しかったです。一部区間だけでも、ぜひ乗ってみて下さい。
 それでは。ありがとうございました。

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