大阪メトロ大回り
交通記録 心斎橋→京橋
※ こちらは25年8月30日のものです。
おはようございます。前回はJR西日本管内で大回り乗車を行いましたが、今回は大阪市内、大阪メトロで大回り乗車をしていこうと思います。現在は心斎橋駅におり、最終的に京橋に向かいたいです。例によってもっと長い経路を描くことは可能かと思いますが、スタートとゴールが決まっている状況で何となく描いた経路になります。まずは心斎橋から、長堀鶴見緑地線に乗車します。ちなみにこの心斎橋駅、四つ橋線の四ツ橋駅と改札内で繋がっており、事実上1つの駅のようになっています。大阪ミナミの中心地の1つということもあり、乗換も多く利便性の高い駅になっているようです。せっかくなので四つ橋線や御堂筋線のホームを見つつ、長堀鶴見緑地線の列車を待ちます。7:37発の長堀鶴見緑地線門真南行。

青ゴールの京橋





7:38着。わずか1分で隣の長堀橋駅です。心斎橋・京橋・四ツ橋とここまで「橋」と名に着く駅名しか登場していませんが、それもそのはず大阪市は水路による発展が大きく水都ともとも称されます。橋の多さはお墨付きなのでしょう。ここからは堺筋線です。堺筋線は大阪メトロの中では少し珍しい、他社線と直通を行っている路線です。天下茶屋方面ではないですが、反対方向に進むと阪急線に入り、京都市内にまで直通するものもあるそう。乗車するのは7:42発の堺筋線天下茶屋行。


5分ほど阪急の車両に揺られます。7:47動物園前駅に到着。終点天下茶屋の一駅手前で、駅名通り天王寺動物園の最寄り駅になっています。他にも観光地である新世界の最寄りであり、JRや南海などの新今宮駅も乗換可能という好立地にあります。ここで、大阪市の大動脈たる御堂筋線に乗り換えます。新幹線の新大阪、繁華街キタの中心地梅田、オフィス街の淀屋橋・本町、繁華街ミナミの中心地心斎橋・なんば、交通の要衝天王寺を全て通るという重要路線ぶり。大阪メトロのドル箱路線です。乗車するのは7:00発の御堂筋線箕面萱野行。




7:52、一駅だけ乗車し、隣の大国町駅です。正直降りる必要は全くないですが、時間もあるので乗り換えます。乗換先は四つ橋線。大国町ー西梅田間は御堂筋線の大国町ー梅田間のすぐ西を平行して走るバイパス路線としての役割を持ちます。なんば駅で乗り換えたいのでこのまま御堂筋に乗っていてもよかったのですが、せっかくなので大国町のホームにも降り立ってみたいと思います。大国町駅では御堂筋線と四つ橋線が同じ階層にあり、二面四線のような構造がとられています。梅田方面の御堂筋線と西梅田方面の四つ橋線は対面乗換が可能で、便利な構造でした。行先はなんばですが、四つ橋線に乗ります。7:56発の四つ橋線西梅田行。


7:57なんば駅着。なんば駅で四つ橋線と御堂筋線とを乗り換えようとすると遠くて少し大変ですが、千日前線は両者をつなぐようにホームがあるため、千日前線への乗換は苦ではありません。千日前線はその中央部が近鉄線・阪神線と沿うようにして走っています。その両者以外にも多くの乗換駅を持ちます。幹線:千日前の真下を走り、需要の高い地域に地盤を置きます。8:02発の千日前線野田阪神行。


8:07阿波座駅着。南海汐見橋線と長堀鶴見緑地線を抜け、中央線との乗換駅となります。東京から名古屋までつながるJR中央線もありますが、こちらは関係ありません。中央と名に冠するだけあり大阪市中心部を走りぬける需要の大きい路線です。東西と南北に直行するかたちの地下鉄が多い大阪メトロにおいて、東西に大きく走る路線としては長堀鶴見緑地線や千日前線よりも多い利用者を誇る、大動脈と言えます。東では長田駅で近鉄線と相互乗り入れを行い、一方西では夢洲駅が開業、万博のアクセス路線として多くの利用者で賑わっている路線です。8:14発の中央線学研奈良登美ヶ丘行。


8:19谷町四丁目駅着。ビジネス街の本町から堺筋本町を経て、谷町四丁目まで来ました。ここからは谷町線です。ビジネス街と官庁街に囲まれる谷町筋の真下を走るため双方からの需要が大きく、大阪メトロ内では御堂筋線に次ぐ利用者数を誇っています。大阪メトロの最長路線であることや東梅田と天王寺の両方を通ることも利用者の多さに拍車をかけていることでしょう。乗車するのは、8:21発の谷町線大日行。


8:25南森町駅到着。ここも降りる必要は全くない駅ですが、時間もあるので降りてみます。南森町駅では堺筋線に乗り換えられますが、すぐに終点の天神橋筋六丁目駅に着き、そこから先は再び谷町線の大日方面です。そのため普通に乗る分には全く必要ない乗換ですし、大回りをする際にも南森町ー天神橋筋六丁目間は谷町線の方が営業距離が長いと思われるので距離を稼ぎたい場合は必要ない乗換です。ですが、何事もせっかくです。乗車してみましょう。8:28発の堺筋線天神橋筋六丁目行。残念ながら阪急に入る列車ではありませんでしたが、そのお陰か車内は空いていました。


8:31天神橋筋六丁目駅着。かなり長い駅名のため、「天六」という愛称で呼ばれているそう。ここからは再びの谷町線です。8:43発の谷町線大日行。


8:52太子橋今市駅着。大阪メトロの地下鉄8路線、その最後の1本です。今里筋線に乗り換えていきます。こちらの今里筋線ですが、大阪メトロでは最も利用者が少ない路線になってしまっているそう。しかもかなりの差が開いての最下位。路線図を見る分では多くの路線に乗り換えられそうですが、新しい地下鉄あるあるの、ホームが深いところにあり乗換が面倒だという意見が少なくないそう。延伸計画などもあるようなので、息を吹き返してくれると良いですね。乗車するのは、8:57発の今里筋線今里行。


9:13今里駅着。延伸計画のためなのか、今里筋線と千日前線のホームにはそれなりに距離がありました。さて、ここからは再び千日前線。南東に行ったところには近鉄の今里駅があり、次の鶴橋からは近鉄と大きく寄り添うようにして走ります。9:23発の千日前線野田阪神行。


9:27谷町九丁目駅着。谷町に帰ってきました。駅名こそ異なるものの、乗換駅には近鉄の一大ターミナルである大阪上本町駅があり、中心部に戻ってきた感があります。ここからは本日3度目の谷町線です。9:29発谷町線大日行。


9:30谷町六丁目駅着。これにて谷町n丁目駅をコンプリートです。北から南に向かって数が大きくなります。ここからは、最初に心斎橋駅から乗った長堀鶴見緑地線です。長堀鶴見で始まり、長堀鶴見で終わる大回り乗車。これで京橋に向かいます。心斎橋周辺は長堀通の下を走る一方、京橋伊以東の鶴見区、鶴見緑地付近を走るということで、長堀鶴見緑地線という捻りの無い名前になったようです。もう少し短くても良い気もしますが、他県民からも分かりやすい名前という点は良いと思います。9:39発の門真南行に乗車。京橋には9:46に着きます。


ということで、心斎橋から長堀鶴見緑地線に乗り続ければ12分で着くところを2時間ほどかけて移動しました。東京と大阪くらいの規模でなければ地下鉄でこのように経路を選びながらぐるぐると移動することは出来なかったでしょう。しかし東京ほど煩雑な路線図ではないので、この2時間で大阪の地下鉄事情をかなり覚えることが出来ました。そのような面でも面白かったです。地下鉄の大回り、ぜひ皆さんも時間がある時にやってみてください。ただし、JRの時と同様に一筆書きで書けないような経路にしないよう注意してください。
それでは。ありがとうございました。


