京都水族館
観光記録 京都市下京区
※ こちらは25年9月1日のものです。
おはようございます。関西をぐるぐる回る旅も今回で最後、京都市に来ました。京都と言えば寺社仏閣めぐりですが、大都会京都はそれだけではありません。神戸の水族館に行きましたが、京都でも水族館に行こうと思います。かなり人気の高い、今日と水族館です。梅小路公園というところにあり、JR嵯峨野線(山陰本線)の梅小路京都西駅からだとすぐに着きますが、京都駅からでも15分ほどで歩ける好立地です。


建物は新しく、キレイで洗練された印象です。HPを見たところすみだ水族館と協力しているようで、確かに似た雰囲気を感じました。入って最初のコーナーは、京都水族館の看板とも言うべきオオサンショウウオです。サンショウウオが見られる水族館自体が多くはないのに加え、京都水族館にいるオオサンショウウオはとにかく数が多いです。写真だと少々わかりづらいですが、水槽内でサンショウウオが幾重にも積み重なっています。一見すると下の子たちが苦しくはないのかと心配になりますが、恐らくは大丈夫なのでしょう。
また、サンショウウオを取り巻く問題として、在来種のオオサンショウウオが外来種のチュウゴクオオサンショウウオと混雑してしまうというものがあります。実際、水族館でこれまで見てきたもののほとんどがチュウゴクオオサンショウウオまたは混雑種であったように記憶しているのですがここには純粋な在来種のオオサンショウウオが見られました。種の保存に寄与しているのであろうと感じられます。


積み重なるオオサンショウウオ
このオオサンショウウオが展示されているコーナーは「京の川」というところだそうで、近くには渓流の魚たちの展示もありました。そこに設置されたベンチがなんとサンショウウオを象っており、細かいところまで拘られていることが伝わります。


先に進むと、屋外に出ました。海獣コーナー、オットセイとアザラシです。正面からだけでなく、展示スペースよりも高い位置からも見ることが出来ました。岩の上で気持ちよさそうに寝ているオットセイを見られてほっこりです。また、円柱状の水槽があり、アザラシがそこまで泳いできてくれました。かなりのサービスタイムです。




海獣たちを背に進むと再び室内へ。正面には大きめの水槽があり、何も泳いでいませんでした。どうやらここはペンギンコーナーの水槽を横から見ているようで、タイミング悪く誰一人水中にはいませんでした。しかし、2周目では泳ぐペンギンに無事出会うことが出来ました。日光の差す海中を泳ぐペンギンたちは、さながら大空を舞っているようです。


ペンギンの先は、京の海という大水槽。京都府は京都市のイメージがあまりにも強いため海があることが忘れられがちですが、北は日本海に面しています。軍港:舞鶴や日本三景:天橋立、名勝:伊根の舟屋など、京都府の沿岸部は魅力が詰まっています。そんな京都の海の生き物たちが雄大に泳ぐ水槽です。青く見える様子は見ものです。


ここからは2階へ。外に出るとペンギンたちのお出迎えです。かなり多くのペンギンが飼育されていました。ケープペンギンです。なんと一羽一羽の名前はすべて京都市の通りの名前からとっているそうです。そのため名前はどこか和風のカッコよさがあり、良い名前を付けてもらっているなとしみじみします。


屋内に戻ります。先程の大水槽を上から望み、いくつかの水槽を抜けると、京都水族館が誇るもう1つの看板です。


ホウボウ
もう1つの看板、だと勝手に思っているのですが、京都水族館はクラゲの種類がかなり多く力を入れていることが分かります。種類数だけで言えばクラゲを一番に押し出している加茂水族館には及ばないものの、なかなか面白い展示がありました。円形になり、視界の360°全てがクラゲで覆いつくされる、「GURURI」という水槽です。








お洒落な雰囲気にはやはりクラゲがよくマッチします。展示自体はまだありますが、ここらで終わります。古都京都にある洗練された癒しの空間といった様相で、かなり良かったです。時期が時期だと人でごった返しそうなので注意したいですが、アクセスも良く完璧な水族館でした。また来ようと思います。皆さんも寺社巡りだけでなく、新しい京都の観光地もめぐってみて下さい。
それでは。ありがとうございました。


