奥飛騨
観光記録 岐阜県高山市
※ こちらは25年9月27日のものです。
おはようございます。松本から西へ伸びる国道158号線に乗り、岐阜県高山を目指します。松本市街地からアルピコ交通に沿って進み、上高地に行くためのルートでもあります。山岳地帯を梓川と並行して縫うように走ります。進んでいくと、中の湯というところにつながります。基本はバスでしか通れない、上高地につながる道路や中部縦貫自動車道が分岐する結節点です。中の湯までくれば岐阜県は目と鼻の先。県境を越えていくのですが、ここはかなりの難所でした。

赤色:栃尾温泉

黄色の国道158号線が曲がりくねって
伸びています
現在こそ直線的な中部縦貫自動車道が伸びているものの、かつては幾重にも曲がった国道しかなく、通り抜けるのは容易ではありません。安房(あぼう)峠という峠越え区間となるのです。渋滞の原因となっていたほか、冬季は通行規制が課されるそう。トンネルのお陰で行き来がずっとしやすくなりました。カーナビを一般優先で設定してもこの区間では自動車道に乗ることを推奨されるので、よほどのことがない限り、自動車道を使うのが良いのでしょう。
中部縦貫自動車道は、その大部分がトンネルでした。そのトンネル内で長野県から岐阜県に移ります。松本市から高山市に移りましたが、どちらも市街地からは遠く、合併によって今の町になったとようです。長野県側は旧安曇村、岐阜県側は旧上宝村です。高山市は最も面積の広い自治体になっており、香川県や大阪府よりも大きいです。ここからは高山市。平湯温泉で高速道路を降り、国道158号線から分岐して国道471号線に乗ります。少し北に行ったところにある、観光地に行きます。奥飛騨クマ牧場です。


クマ牧場と言えば登別が有名ですが、奥飛騨のここもかなり人気です。どちらも温泉地なのは何か関係があるのでしょうか。
ここは本州なので、ヒグマはおらずツキノワグマがお出迎えです。餌を購入して投げやるのが人気なのですが、何というか野生を忘れたクマというような感じで、客が餌をくれるのだけを待っているクマが多かったです。可愛いといえば可愛いですが、これで良いのか、と心配にもなります。ただ、フラッと立ち寄るにはかなり楽しくお勧めスポットです。
もう少し北に行きます。この周辺は奥飛騨温泉郷となっており、5つの温泉街が存在します。そのうちの1つ、栃尾温泉に足を運びました。公衆浴場として、荒神の湯という施設がありました。無人の露天風呂で、入口の料金箱に200円入れて入浴します。無人の温泉は久しぶりでした。料金は寸志となっていましたが、200円でも格安です。良いロケーションで入浴させて頂けるのできっちり支払います。
中は広々とした露天風呂。すぐ横を流れる川のせせらぎも聞くことができ、非常に心安らぐ温泉です。ただ、少なくとも男湯は、露天風呂から脱衣所を通ることなく外と出入りすることが出来ました。女湯がどうなっているかは分かりませんが、セキュリティなどの観点でやや心配には感じられるかもしれません。ただ、私は特段気にしないので、ただ湯の良さだけを享受できました。






さてさて、今回宿泊する温泉地に向かいます。栃尾温泉の対岸、その少し奥まったところにある国道471号線沿いに多くの旅館が軒を連ねる、新平湯温泉です。その中で美山荘という旅館に今回は宿泊します。昔ながらの旅館といった感じで、良い雰囲気です。


奥飛騨温泉郷全体がそうであるのか、それとも美山荘が特に力を入れているのかは分かりませんが、温泉むすめのPRがかなり盛んでした。キャラの設定も細やかで面白いので、もっとPRされるといいなとも思いつつ見ていました。
お風呂は、屋内と露天が1つずつありました。洗い場は屋内にしかないので、屋内→露天の順に入るのが良いとのことで、そうさせてもらいました。屋内は旅館のお風呂というような感じで、特段大きくもなくあずましい感じ。露天の浴槽は広々しているように感じました。かなり暗く、周囲からの光も多くはないので、上を見ると満天の星空が。宿泊した温泉宿で露天風呂に入った記憶がないので、星空のもとでの入浴は最高でした。
ということで、奥飛騨温泉郷でした。他にも温泉が多くあるので、またゆっくり入りに来たいと思います。上高地に行く拠点としても便利なので、ぜひとも足を運んでみて下さい。
それでは。ありがとうございました。



奥飛騨五十鈴 ちゃん




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