中津川市付知

観光記録 岐阜県中津川市
※ こちらは25年10月10日のものです。

 おはようございます。今回は岐阜県東濃の主要都市である中津川市に行きます。名古屋からは中央線で一本。長野県との県境になります。
 中央線で簡単に行けるとはいうものの、1時間以上かかり、運賃も1340円とそれなりにします。そこで、わずかではありますがお安く中津川まで往復する方法をまずご紹介します。使うのは、名古屋おでかけきっぷ(外部サイト)です。JR東海の名古屋周辺の路線が1日乗り放題になる企画乗車券で、1500円で購入可能です。残念ながらこのきっぷだけで中津川駅に行くことは出来ず、中央線での有効区間は名古屋ー釜戸です。そのため釜戸で一度降り、釜戸ー中津川間をICで入場すると、少しだけ安く行くことが出来ます。釜戸ー中津川間は420円で、この区間の往復とおでかけきっぷを合計すると2340円。普通に往復するよりも340円安いです。

青色:中央本線
黄緑色:釜戸駅 橙色:中津川駅
青色:付知峡倉屋温泉
釜戸駅 駅舎
使われていない線路
土岐川

 おでかけきっぷの中央線における最遠、釜戸です。瑞浪市の駅で、近くの駅である瑞浪や土岐市、恵那などと比べると閑静な駅である印象です。駅前すぐに川もあり、自然豊かな雰囲気はかなり良いです。
 釜戸駅でICを使い、中津川行の列車に乗り込みます。ICカードが使用できるのは、中津川駅まで。中津川以遠の南木曽・木曽福島方面へ行くには、紙の乗車券を買う必要があります。

中津川駅 駅舎
バス停

 中津川には多くの観光地があります。馬籠宿や苗木城などが特に人気ですが、今回はさらに長い時間をバスに揺られ、温泉に向かおうと思います。市北部にある名称:付知(つけち)峡。その近くにある付知峡倉屋温泉 おんぽいの湯という浴場に行きます。北恵那交通バスの付知峡線に乗車します。中津川駅前9:45発のバス。終点の付知峡倉屋温泉までバスに乗車します。
 このバスにもお得なきっぷが存在します。おんぽいの湯バスセット券(外部サイト)というものを利用します。中津川駅前から付知峡倉屋温泉までのバス往復券に加えて温泉の入浴券もセットになり、お値段2000円。この区間のバス片道料金が1290円なので、もはや乗るだけでお得です。入浴量は800円で、合計すると1000円以上お得になります。バスに乗り込み運転手さんにこのきっぷを使用したい旨を伝えると、降りておんぽいの湯の受付で伝えてくれとのことでした。

木曽川
付知川

 バスに揺られること約50分。温泉地に着きました。バスに乗車した時にとった整理券をもって受付に行くと、バスセット券の処理をして頂けました。ここで2000円を支払い、帰りのバス乗車券を受け取り、脱衣所へ通してもらえます。

おんぽいの湯

 全体的にキレイで良い施設でした。湯はとろとろで気持ち良かったです。個人的には恵那市明智の串原温泉ささゆりの湯と近い印象でした。泉質もさることながら、広々とした室内と露天もよく似通っています。露天風呂が広めで良かったです。露天にかなり長くいましたが、気のせいかもしれないですが室内の方がとろとろ感が強いような気がしました。人も多くなく、非常に快適でした。
 お風呂上り。館内でご飯を頂こうと思います。鶏ちゃんに目が惹かれたので、そちらを注文。鶏ちゃんといえば下呂を中心とした飛騨地方のグルメですが、ここ奥美濃の地でも食べられてきたそう。というのも、付知から少し北に行くと、下呂市に入るのです。かつては中津川と下呂を、ここ付知や加子母を経由して結ぶ路線計画があり、下呂市とのつながりもあったことが感じられます。バスもあるので、いつか乗ってみたいですね。
 鶏ちゃんは絶品でした。小鉢が多く、かなり豪華なものです。

休憩スペース
奥まったところにあったからか、誰もいませんでした
鶏ちゃん定食

 バスに乗って帰る前に、せっかく付知に来たので付知峡まで行ってみようと思います。コミュニティバスもある?ようですが上手く時間が合わせられなかったので、歩くことにします。5km以上あり、早めにがんばって歩くこと1時間と少し。景色は良いので足が痛くなって来るのを考えなければごく楽しいものです。ただ言うまでもなく、同じ道を歩いている人は全くいませんでした。ただ、歩くことでしか見られない景色も確かにあったと思います。

 1時間歩いた末にたどり着いたのは、不動公園。不動滝という立派な滝が見ものなそうで、思ったよりも多くの車が停まっていました。

建物が見えて感動です
入口

 門を通り抜け、木々に覆われた道を下っていきます。水の流れる音が聞こえ、木の陰になった園内はひんやりとしていて気持ち良いものです。

不動滝
美しい青色です
吊り橋
怖いです

 水を筆頭に自然が美しいところは、やはり空気が安らぎます。出るときに気が付いたのですが、入場料を入れる箱が設置されていました。200円ほどだったはず。任意なのかも分かりませんが、良い景色を見せて頂けたので感謝の意を示します。
 同じ道を歩いておんぽいの湯まで帰ります。ずっと歩きっぱなしですが、絶景が見られたので苦もすっかりなくなりました。

付知川
変わった看板が

 おんぽいの湯からバスに乗って中津川駅に帰ります。先程もらったバスセット券を使用しましょう。

バスセット券
北恵那交通バス

 下野というバス停から中津川駅前までのバス停までの、好きなところで降りることが出来ます。もう歩き疲れたので今回は辞めましたが、苗木で下車することもできます。今回は中津川駅前の1つ前、淀川で降りました。
 ということで、中津川市の付知町でした。自然たっぷりで、まあ遠いですがお得に行くことも出来て良かったです。名古屋から日帰りで羽を伸ばすには丁度いいところだと思います。ぜひ行ってみて下さい。

栗きんとんのお店
すや さん
中津川→釜戸は420円です

 ちなみにおでかけきっぷを使った帰り、420円のきっぷを購入すれば釜戸で降りることなく正規運賃を支払って帰れると思います。420円きっぷが中津川ー釜戸間の乗車券に、おでかけきっぷが釜戸ー名古屋間の乗車券に相当します。最安のきっぷや入場券でも中津川駅の改札内に入ることは出来ますが、正しい運賃を払わずに乗車するのは絶対にやめましょう。安くするのも大事ですが、ルールを守らないのはもっての外です。節約も正しく楽しみましょう。
 それでは。ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です