紀勢本線と田辺・御坊

交通記録 紀伊田辺→和歌山
※ こちらは25年11月27日のものです。

 おはようございます。長かった紀勢本線の旅もいよいよ最終日です。

紀伊田辺駅 駅舎
青色:紀伊田辺駅 黄緑色:御坊駅
赤色:和歌山駅

 龍神温泉に宿泊していましたが、始発のバスで紀伊田辺駅まで降りてきました。9:07着の予定でしたが、多少の遅れを見越して10:30発の列車に乗る予定でいたので、駅周辺を散策します。昨日は鬪鷄神社を訪ねましたが、また別の神社がありました。蟻通神社という変わった名前の神社。かつて神様が法螺貝に糸を通すように求められた際、蜜を流し、糸を結び付けた蟻に穴を通させたといいます。蟻は蜜をたどって法螺貝の中から小さい穴を通りぬけ、蟻に結びつけられた糸も貝の穴を通ったという逸話があるそうです。そのような理由から智恵の神様として祀られているそうです。なかなか縁起の良さそうな神社でした。

蟻通神社

 列車に乗って行きます。10:30発の御坊行。長きにわたり単線だった紀勢本線も、ついに田辺から先は複線です。後ろから追いかけて来る特急に道を譲ることはあるものの、対向列車の行き違い待ちはなくなるので所要時間が少し短縮されます。少しずつ人の多い地域に入ってきていますが、本数も若干増えているので、車内は相変わらず閑散ぎみです。

岩代ー切目間
印南駅発車後すぐ
かえる大橋

 御坊駅までは50分ほどで着きます。紀伊田辺駅からは和歌山駅や大阪市内まで行く普通列車・快速列車もありますが、御坊止まりの列車も多いです。せっかく御坊で乗り換えるので、ちょっと寄り道していきます。多気で参宮線と分岐して以来の乗換路線、紀州鉄道線です。JRの駅構内にこじんまりとしたホームを構えており、1両の気動車が待っていました。

西御坊行
紀勢本線と分岐します

 11:26発の西御坊行。紀州鉄道線はかなり短い路線で、終点の西御坊までわずか8分です。やや郊外に位置するJR御坊駅から御坊市の中心街に位置する紀伊御坊駅を経由し、西御坊駅に至ります。本当にあっという間の乗車でした。

駅舎内
駅舎と車両

 時が止まったような静かでレトロな駅です。そして久しぶりに駅ノートに出会えました。こういった旅情を感じられるのもよいものです。かつては西御坊から先に日高川駅というところまで路線が伸びていたそう。ところどころに線路が残っていて、住宅街とのアンバランスさが面白いです。

橋が架かっていたのでしょう。
今や列車はやって来ません。

 日高川駅へは西御坊駅から歩いて10分ほどです。駅の跡はほとんど残されていませんでしたが、信号機などが遺されており、郷愁を覚えます。

使われなくなった信号機
駅があったはずです

 さて、もうお昼なのでご飯を頂こうと思います。口コミの良い、そば&Cafe なかがわ さんに。時代を感じさせる佇まいと絶品のおそばに親子丼が最高でした。食べ終わった頃には外で多くのお客さんが待っており、人気が伺えます。

そば&Cafe なかがわ さん
そばと親子丼のセット

 少し歩いて紀伊御坊駅の方に向かっていきます。御坊市の中心部であり、歩く人の姿もそれなりに多く、車も多く走っていました。
 紀伊御坊駅は立派な駅舎を持ち、駅員さんもいる大きな駅でした。こちらは西御坊とは異なる風情を感じます。きっぷを窓口で購入すると、まさかの硬券。こんなところでも生きていたようです。なんだかワクワクしますね。

紀伊御坊駅 駅舎
駅舎内
ホーム
西御坊方面への線路
硬券

 御坊駅に戻ってきました。もう和歌山は目と鼻の先。長かった紀勢本線も終わりです。13:31発の和歌山行。ここにきてこの旅初めての転換クロスです。都市部に近づいているのを肌で感じられます。

紀伊由良ー広川ビーチ間
風車が建ち並びます
海南駅直前
高架線が都会感を出します

 ということで和歌山駅に到着。ここからは紀州路快速に乗れば大阪まですぐです。紀勢本線は、厳密には和歌山駅から南海電車のターミナルである和歌山市駅までも伸びていますが、今回は乗車出来ず仕舞いでした。本当は市街地を散策しつつ市駅まで行ってみようと思っていたのですが、この日の和歌山市はすごい雨だったので、諦めました。またの機会に。しかし、紀勢本線はほとんど完乗したといっても過言ではありません。車窓風景は絶景で、ご飯も美味しく温泉もたくさんあって非常に楽しい旅でした。普通列車だけでの旅でしたが、全然疲れることもなく、全線に渡りワクワクしながら楽しめました。皆さんも機会があれば、紀勢本線をゆっくり巡ってみて下さい。
 それでは。ありがとうございました。

和歌山駅 西口

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です