祖父江
観光記録 愛知県稲沢市
※ こちらは25年12月2日のものです。
おはようございます。名古屋から名鉄線に乗車し、一宮駅に来ました。名鉄だと、一宮止まりの急行があるほか、岐阜方面の特急や快特も停車する主要駅です。


名鉄一宮駅は、名古屋や岐阜、豊橋とつながる名古屋本線の他に、尾西線という路線が走っています。長い路線ではないですが、全線を乗り通すには2回の乗換が必須という変わった路線です。ここ一宮からは津島駅まで行くことが出来ます。ただ、今回乗車するのは、途中の森上止まり。ですが、森上駅の一駅手前、山崎駅で下車するので問題ありません。
列車に揺られること約15分、山崎駅に到着。稲沢市の祖父江町というところにある駅です。稲沢市は、中心部に位置する国府宮を、一宮までくる途中に経由しています。ですが、稲沢市街と祖父江地域を鉄道で行き来するには一宮市を通る必要がありました。一応、両者を直線的に結ぶバスもあるようですが、まあ愛知県は車社会なのであまり問題ないのでしょう。


青色:名鉄一宮駅 緑色:国府宮駅
黄色:山崎駅
山崎駅では、乗客のほとんどが降りました。というのも、祖父江町は銀杏の街、今もまさに黄葉の真っ最中なのです。昼前という中途半端な時間だったので、車内の殆どが観光客だったのでしょう。踏切を越え、祖父江ぎんなんパークに向かいます。


丁度この前の土日まで、お祭りが行われていたそうです。その名残で、出店がまだ少し残っていました。せっかくなので銀杏を頂こうと思い、銀杏串を注文。殻を割り素揚げしたものを串に通し、焼いて塩をかけて頂く料理。銀杏を始めて頂いたのですが、クセもなく、焼き立ての香ばしさや塩が引き立てる遠くにある甘さが絶品でした。人もそこまで多くなく、ゆっくり出来ました。黄葉のシーズンは終わりかけでしたが、それでも多くの木が見られ、楽しめました。




また美しいです
さて、これで帰るというのも名残惜しいですので、祖父江の中心部まで行ってみようと思います。現在は稲沢市ですが、かつては祖父江町という独立した自治体だったようです。そこに向かう道中も、銀杏が多く、楽しく歩くことが出来ました。


中心部に流れる川、日光川に注ぐ領内川の近くに、パン屋さんを見つけました。今回のお昼はこちらにしようと思います。あおぞらカレーパン さん。稲沢市は華麗なる街としてカレーをご当地グルメとしています。そんな稲沢カレーを提供するお店として知られるカレーパン屋さん。火曜日限定の、鶏のレモン煮×カレーキャベツというものを頂きました。揚げ鶏にレモンが合うのは言うまでもないとして、敷き詰められたキャベツはピリリと辛いカレー、レモンがそれをマイルドにするような縁の下の力持ちとして働いていて絶妙なバランスです。祖父江に来て、かつそれが火・日にしか食べられないとなると大変ですが、また行って食べたいと思える味でした。


山崎駅から市街地と同じくらいの距離を、更に西へ進みます。たどり着くのは、木曽川。公園として整備されていたので、少し見てきました。公園の砂場には砂によるアートがあり、雄大な木曽川とともに楽しくみて回れました。


ということで、稲沢市の祖父江町でした。銀杏を見るために足を運んだのですが、他のものも楽しめました。この時期はもちろん、シーズンではないときも、ぜひ祖父江に足を運んでみてください。
それでは。ありがとうございました。

森上駅前

尾西線 森上駅


