留萌本線最後の乗車
交通記録 深川⇆石狩沼田
※ こちらは26年2月1日のものです。
おはようございます。新千歳空港に到着し、千歳線や函館線を乗り継いで深川駅までやって来ました。24年に一度留萌線を乗りにやってきて、実に1年半ぶりの訪問です。この3月で留萌本線が廃止になることが決定しているので、最後に乗車し、廃止される駅も訪問しておこうと思って、はるばるやって来ました。


橙色:秩父別駅 黄色:北秩父別駅
赤色:石狩沼田駅
かつては路線名の由来となった留萌市、そして留萌から日本海に沿って南に行った先にある増毛までつながっていました。増毛ー留萌間が廃止され、留萌ー石狩沼田間が廃止され、残った石狩沼田ー深川間も今年度末に廃止されることになっています。この区間にあるのは計5駅。深川駅・北一已駅・秩父別駅・北秩父別駅・石狩沼田駅で、函館線の乗り入れる深川を除いた4駅が見納めとなります。秩父別駅は前回訪ねたので、今回は秩父別を除いた各駅に向かいます。
カムイ19号でやって来たため、ここ深川には14:05の到着。廃止になってしまうような路線であるため、本数は言うまでもなく少ないです。次の留萌線は16:08発で2時間後。行ったことのない駅を訪ねるために、一駅歩きます。めざすは北一已。きたいちやん と読む深川市内の駅です。
国道233号に沿って歩くのが最短ですが、時間にも余裕があるので深川市街を歩きつつ北一已駅近くの集落を通り抜けて向かいます。深川市役所を横目に左折し、一已6丁目線を北に向かいます。


市役所を越えたあたりから、だんだんと後悔が募りました。雪で歩きにくいうえ、とにかく寒いです。北海道であるうえ、空知は内陸なのでより温度が下がっているのでしょう。とはいえこの機会を逃すと北一已駅に立ち入ることは出来ません。気合で歩みを進めます。駅から約50分、集落に辿り着きます。あけぼの町という字だそうで、地域の方が雪かきなどをされていました。この集落の最寄り駅は北一已駅ということになるのでしょうが、それにしても少し距離があります。まだまだ歩きます。国道233号を越え、建物が少ない道に入ります。


今度は西へ、線路を目指して歩きます。寒さが疲れとして溜まってきているのか、この辺りが特に寒く厳しい道のりでした。

幌加内や留萌の文字が

国道から20分、いよいよ踏切が見えてきました。踏切を渡り右折すると、目的の北一已駅がそこにあるはず。ついにここまで来ました。あと一息。曲がって少し進むと味のある駅舎が見えてきました。




深川駅から歩くこと1時間と20分。ついに北一已駅に到着です。周囲に建物は殆どなく、謎の立地です。しかしこの駅舎。苦労して歩いてきた甲斐があったと思えるほどの素晴らしさ。






除雪用の道具が


16:12発の石狩沼田行に乗車します。目指すは北秩父別駅。隣の秩父別駅は以前立ち寄ったので、断腸の思いですが今回はパスして、北秩父別に向かいます。秩父別と石狩沼田は町の中心部に位置しますが、北秩父別駅は北一已駅に引けを取らない秘境っぷり。ましてはそれ以上です。普通列車もあまり停車しないという秘境ぐあいです。


ということで北秩父別駅い到着です。駅舎はなく、簡素な待合室があるのみ。しかし駅ノートもありました。そして、有志の方により、かつての北秩父別駅の写真が提供されていました。こうした人の温かみに触れられるのも良いものです。




さて、少し待てば、隣の石狩沼田で折り返した深川行に乗車できますが、今からは歩いて沼田町にまで行きます。あたりはどんどん暗くなり、辺り一面雪景色。ですがめげずに歩き続けます。




歩くこと30分、雨竜川を越えて沼田町に入ります。市街地の明るさが有難いです。


石狩沼田から留萌線で深川へ帰ります。が、まだ時間があるので寄り道を。寒いので温かいものを頂きたい、ということでコンビニへ。北海道のコンビニといえばセイコーマートです。コンビニのホットスナックはこのような寒い日には食べたくなりますが、セコマのホットシェフは格別。なかでもうま塩チキンが大好きです。美味しく身体を温め、いよいよ駅へ。




沼田の駅に向かいます。






待合室があってくれて助かりました。雪風を防げるここで待ち、18:43発の到着を待ちます。これに乗って留萌線を後にします。修行のような旅路でしたが、非常に楽しい旅でした。ありがとう留萌本線。




ということで、留萌本線への最期の乗車でした。大学生になって鉄道を本格的に楽しむようになり、鉄道路線の廃止ということに初めて立ち合いました。時の流れは仕方がないことですが、淋しさは当然拭えません。前回と今回の留萌線との思い出をしっかり胸に刻み、忘れないようにしていきます。
あと1か月ほどあるので、みなさんもぜひ留萌線に乗車しにいってみてください。それでは。ありがとうございました。



