かわせみやませみ
交通記録 熊本→宮地
※ こちらは25年3月19日のものです。
おはようございます。はるばる九州・熊本市にやってきました。この日からしばらくは、昨年9月に次ぐ観光特急乗りつくし旅です。まず乗車するのは、特急かわせみやませみ1号 宮地行です。

白川口


いきなり団子

かわせみやませみは、熊本駅からJR豊肥本線を走行し、阿蘇市の宮地駅までを結びます。大分県を指す豊後と熊本県を指す肥後から名がついた豊肥本線は、その名の通り熊本駅と大分駅とを結びます。今回は大分県には入りませんが、九州横断特急という両ターミナルを結ぶ特急列車も存在します。
さて、四国の観光列車の中には、ものがたり列車という愛称が付けられているものもあり、観光特急という名前は広く用いられてはいませんでした。九州でもそれは同じで、JR九州の観光特急は、Design & Story の頭文字をとった「D&S列車」という総称があります。かわせみやませみもこのD&S列車の1つなのですが、25年3月のダイヤ改正にて、定期運行からは退いています。熊本ー宮地間には同様のD&S列車、特急あそぼーい! が運行されており、現在では、あそぼーい!号が運転しない日のみの運行という、乗る難易度が高めな列車になっています。この日はダイヤ改正後なのですが、奇跡的にかわせみやませみ号の運行日となっており、乗ることが出来ました。


3/20撮影
このD&S列車、モチーフは言うまでもなく、ブッポウソウ目の鳥、カワセミとヤマセミです。2両編成の列車で、カワセミをあしらった車両とヤマセミをあしらった車両があります。今回は1号車の、かわせみ車両に乗車します。車内のいたるところにカワセミやヤマセミがおり、ほっこりする雰囲気です。








緑色が基調になっています



ヤマセミさん


こちらは青色が基調です





車両連結部のガラス扉



車両連結部のガラス扉





熊本駅は9:57発ですが、早くホームに入って正解でした。列車が少し早めに入線してくれたため、発車時刻になる前に外観や内装を楽しむことが出来ました。神々しくお洒落な雰囲気に、ひっそりと鳥たちが隠れている様子で、一方では美しい自然の中にいられるような晴れ晴れとする気持ちになれます。
車内を堪能していると、列車はゆっくりと進み始めました。豊肥本線、途中の肥後大津までは熊本市の都市圏という雰囲気が強く、熊本市内を中心に高架化されているエリアも多かったです。路電との接続駅である新水前寺駅と、熊本空港の最寄り駅である肥後大津駅に停車し、更に東、阿蘇山の麓へと向かっていきます。この間に飲み物販売が始まったので、くまモンがいるサイダーを購入しました。車内で飲むとより一層美味しさが引き立つように感じます。


肥後大津を出ると、のどかな雰囲気に変わっていきます。次の停車駅は、立野(たての)駅。立野駅と、次の赤水駅との間には、非常に大きな標高差があります。この急勾配を抜けるため、ここでは2度のスイッチバックを行います。そのため立野駅では少し停車時間があり、ホームに降り立つことが出来ました。

であることが伺えます



立野駅で進行方向を変え、その後さらにもう一度進行方向を変えることで、東に向かって進み続けることが出来ます。次の停車駅は、阿蘇駅。この列車は宮地行ですが、ここ阿蘇で多くのお客さんが降りていきました。ですが、私は終点の宮地まで乗り通します。こじんまりとした終着駅・宮地に到着です。








標高が高いとはいえ、まさか雪が残っているとは思いませんでした。多くの列車がここ宮地を境に折り返すのですが、雰囲気はいかにも地方の駅といった感じで落ち着きます。
せっかく宮地まで来たのにもったいなさもありますが、次発の鈍行で熊本方面に戻ります。少し時間があるので駅周辺を散策しますが、阿蘇市にはまた足を運ぼうと思います。


ということで、D&S列車のかわせみやませみでした。今となっては乗るのも簡単ではないですが、とても良い雰囲気に包まれており、沿線の車窓風景も素晴らしいので、機会があれば乗ってみてください。帰りの途中駅、肥後大津駅の様子を載せて、終わりにします。
それでは。ありがとうございました。




電化されています


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