有馬温泉
観光記録 神戸市北区
※ こちらは25年8月28,9日のものです。
おはようございます。今回は神戸三宮に来ています。ここから列車を乗り継ぎ、神戸を、いや関西を代表する一大温泉地に行こうと思います。三名泉と名高い、有馬温泉です。


黄色:福知山線 緑色:西神山手線 茶色:北神線
赤色:神戸電鉄線(有馬線/三田線/公園都市線)
橙色:三宮 緑色:谷上駅 赤色:有馬温泉
黄色:ウッディタウン中央駅 青色:新三田駅
JR、阪急、阪神の3路線で梅田とつながる神戸市の中心地が三宮です。ここから地下鉄に乗車します。地下鉄西神・山手線の谷上行。西神山手線は繁華街とニュータウンを一本で結ぶ路線で、多くの利用者がいる人気路線です。三宮の次は、新幹線との乗換駅である新神戸。繁華街三宮と新幹線新神戸を結ぶ役割も西神山手線が担うわけです。新神戸の次は谷上で、新神戸ー谷上間の一区間は北神線となっています。しかし、北神線区間で完結する定期列車は存在せず、事実上は西神山手線の延長線上という扱いになっています。六甲山地を貫くため、地下鉄とは思えないくらい駅間が長いです。新神戸を出てから約8分、トンネルと抜け日差しが見えてきました。神戸電鉄との乗換駅、谷上です。


神戸電鉄に乗車します。普通列車の三田(さんだ)行。都営三田線の三田と同じ漢字ですが、「みた」ではなく「さんだ」と読みます。日中は時間4本ほどで、神戸市内ではあるものの、ローカル線のような雰囲気というと言い過ぎですが、どこかのどかな雰囲気もあります。
谷川から三田までの間に有馬温泉駅はありません。そのため、途中で乗り換える必要があります。乗換駅は、有馬口駅。ここで乗り換えるというのが分かりやすい名前です。踏切を渡りホームを変えて乗車します。


三田行が出発するとすぐに有馬温泉行も発車します。そのため有馬口ー有馬温泉間を往復する便も1時間当たり4本走り、なかなか便利です。車内はかなり空いていました。有馬温泉駅へは、一駅でわずか3分ほど。すぐに到着します。三宮・新神戸からは30分ほどで到着し、乗換が2回あるとは言えどちらも改札をまたぐようなものではないので、アクセス面はかなり良いと言えるかと思います。




温泉駅ということもあり、駅を出てすぐに温泉街が広がります。少し歩いてまず見えるのは、大きなホテル群と有馬川です。旅館や浴場が連なるところはこの先です。


さて、有馬温泉は、「金泉」と「銀泉」という2つの温泉で知られます。それぞれが宿に引かれているほか、「金の湯」「銀の湯」という公衆浴場もあります。今回は有馬温泉に宿を押さえていますが、外湯も忘れてはなりません。この2つもせっかくなので寄ります。チェックインまではまだ時間があるので、とりあえず1つ訪ねます。まず訪ねるのは、銀の湯。温泉街を抜け、駅から10分ほど歩いたところにあります。


銀の湯は銀泉を引いています。銀色をしているわけではなく、無色透明なお湯です。全国的に珍しい放射能泉で、ラジウムを多く含むそうです。浴室内は広めで、岩風呂のような感じでした。お湯はかなり熱く、なかなか楽しめました。休憩コーナーも広くて大満足です。三宮から近いので、日帰りでも十分満喫できるなと感じました。ありまサイダーというものを頂き、少し温泉街を散策してからチェックインしようと思います。ちなみに、金の湯と銀の湯のセット券もありました。別々で券を買うと1500円のところ1200円で購入できるので、かなりお得です。しかも平日限定でタオルを頂けるようで、幸運でした。






さて、チェックインしに行こうと思います。今回お世話になるのは、有馬ロイヤルホテル。比較的お安く泊まれるとのことで予約しましたが、いざ行ってみると本当にその値段で良いのかと思えるくらいにはキレイで高級感あふれる宿でした。




ホテル内には、1階と5階にそれぞれ浴場がありました。1階は男女が一日おきに切り替わるタイプで、金泉を引いているそうです。5階は屋上のようになっており、解放感あふれるようになっています。この日はあと2回、それぞれの温泉に行って終えることとしました。
まずは1階の方へ。館内がキレイであるので、浴室内も言うまでもなくキレイでした。室内の浴槽は細長いかたちになっており、浅い浴槽など様々なかたちの浴槽がありました。屋外に行ってみると、金泉のお湯が。見事なまでの赤湯で、良い泉質です。5階は暗くなってから入浴することにしました。温泉街に広がるうっすらとした灯りと星の輝きを見ながらゆっくりと入浴することが出来ました。様々な効能を持つ温泉があったほか、温めの温泉があったのが有難かったです。ぬるま湯につかりながら夜空を見つつゆっくりするのは、最高の非日常でした。
次の日になりました。朝から内湯に入らせて頂きました。5階は昨日と同じですが、1階は男女が入れ替わっているため、雰囲気がかなり変わっていました。屋内の浴槽がかなり広くなった印象です。屋外は変わらず金泉を引いており、言うまでもなく良いです。
外湯にも向かいます。昨日訪ねた銀の湯とセット券もある、金の湯です。内湯で二度も入浴した金泉を引いている公衆浴場ですが、金泉がメインということもあり、浴槽はかなり広かったです。お湯も温度が異なる2つの浴槽に分かれており、入浴しやすいようになっておりました。


ということで、有馬温泉でした。確かに日帰りでも十分楽しめると感じましたが、宿に泊まり内湯も入るとより一層楽しめました。ここからは大阪方面へ向かいます。


有馬温泉駅に戻ってきました。有馬口行に乗車し、幹線になっている有馬口駅に戻ります。来たルートと同様に谷上に向かうのが王道の帰宅ルートですが、せっかくなので別ルートで向かいます。谷上から有馬口に行くために乗車した三田行に乗車。三田駅は神戸電鉄の他にJR福知山線が通っており、大阪に向かうことが出来ますが、今回はもう少し違うルートを選択。三田まで行く途中の、横山駅で降りました。横山駅からは、乗車している三田線の他に公園都市線という路線が伸びています。三田市内のニュータウンへとつながる路線で、今回はこの路線に乗車します。終点のウッディタウン中央駅まで乗車しました。




特に理由もなくここまで来ましたが、線路はここまでです。周りは住宅地で、商業施設はあるものの、目立った観光地があるわけではありません。40分ほど歩くと、JR福知山線の新三田駅に行くことが出来るので、歩いて向かいます。なお、バスも走ってはいるみたいです。
ということで、有馬温泉とその往復でした。アクセスも良く、人気なことも頷ける最高の温泉でした。また来ようと思います。
それでは。ありがとうございました。




