大桑村
観光記録 長野県木曽郡大桑村
※ こちらは25年9月26日のものです。
おはようございます。今回は長野方面に用があり、名古屋から中央線に乗って北東へ向かっています。ただ、いつも通り寄り道をしながら向かいたいと思っており、今まで一度も降りたことのない大桑村というところを散策することにしました。主要駅との位置関係で述べると、南木曽と上松の間に位置します。特急しなのは全列車が村内を通過するため、普通列車でしか降りることが出来ず、都心から近い割には行くのが少し大変です。大桑駅は、こじんまりとした無人駅。




大桑駅のある一帯は小さな集落になっています。線路をくぐり、中央線と並行する国道19号を越えると、雄大な木曽川を望むことが出来ます。中央本線・国道19号線・木曽川が互いに寄り添うように走り、その両側には山々が連なる。自分の足で全てを見ながら歩くのは楽しいものです。


今いるのが、大桑村の長野地区。村役場も位置する村内の中心です。しかし役場の方面には山があり、集落を通り抜けると迂回する必要があるので、国道に沿って山と川の間を抜けていきます。国道には幸いにも歩道があり、車の迷惑になることなく移動できます。
村役場を越えると、旧中山道に合流。どうやら長野地区の市街地を通ってきたようです。時間がゆっくり流れるような、良い雰囲気で歩いていきます。目指すは、大桑駅の隣、須原駅です。


中山道を東へ歩くと、川を越えます。伊奈川という木曽川に注がれる川。清流に注ぐ川ということで、こちらも同様に透き通っていました。川を越えると、須原地区です。その川の先には、岩出観音という立派な寺院が見えました。せっかくなので境内にお邪魔することにしました。誰もいないようでしたが、眺めはかなり良く、木々に覆われているので紅葉シーズンに行くとまた違った絶景が見られると思います。




岩出観音を後にして少し山がちな道を抜けると、住宅街が登場。須原の中心地であり、昔は須原宿として栄えたエリアです。中山道は多くの宿場町が残っており、それぞれを相違点を考えながら見るのは面白い気もします。この時点ではまだ殆どの宿場町に足を運べていないですが、「水舟の里」と称されるだけあり、湧き水が多くありました。かなり自然が残されており、素敵なところでした。




さて、再び木曽川に向かいます。今度は木曽川を越えて対岸へ向かいます。対岸は殿という地域。大桑村の資料館があります。歴史的に栄えた地域なだけありその歴史は面白かったです。客は他に誰もいませんでしたが楽しめました。ここ大桑村は養蚕業で栄えた歴史もあり、飼育のための桑が名前の由来だそうです。長野、須原、殿と今回は行けなかった野尻地区が大桑村になったとのことです。






ということで、大桑村でした。この区間、日中の普通列車運行本数は2時間に1本ですが、大桑駅→須原宿→殿地区で丁度良く回ることが出来ました。大桑村、ぜひとも足を運んでみてください。
それでは。ありがとうございました。






