紀勢本線と勝浦・串本・白浜・龍神

交通記録 新宮→紀伊田辺
※ こちらは25年11月25,6日のものです。

 おはようございます。前回に引き続き、紀勢本線を和歌山方面に向かって進んでいきます。

新宮駅 駅舎
橙色:新宮駅 黄色:紀伊勝浦駅
青色:串本駅 水色:白浜駅
黄緑色:紀伊田辺駅 赤色:龍神温泉

 新宮駅まではJR東海の管轄で、非電化路線でした。その一方で新宮から先はJR西日本区間、全線電化されています。普通列車は新宮を越えて運転されることはなく、新宮から先も途中の紀伊田辺駅で必ず乗換が生じます。ということで、今回はその紀伊田辺までのご紹介とします。
 新宮市内を観光し、乗車するのは17:09発の紀伊田辺行。帰宅時間と重なったこともあり、駅は学生さんで溢れていました。新宮始発の車内も同様で、学生以外を探すのが大変な程度です。これもローカル線普通列車の旅の醍醐味。普段使いしている方々の邪魔にならないよう配慮しつつ勝浦まで向かいます。時間的にもう真っ暗なので、今回は勝浦で一泊します。勝浦といえばマグロですが、既にさんまとめはりを買っていたので、名残惜しいですがマグロはまたの機会に。
 ちなみに南紀勝浦は温泉地としても有名です。夜は冷えますが湯冷めしにくく、いい湯でした。港のすぐそばには海を望める足湯があり、良いところでした。

紀伊勝浦駅 駅舎
足湯 海の湯
手湯・足湯から
海を望めます
築地地区のアーケード街
駅周辺の通り
朝焼けと勝浦漁港

 勝浦で夜を明かし、再び紀勢線の旅を始めます。昨日は列車に揺られる時間が長かったのですが、この日はゆっくり観光しながら向かいます。まず乗るのは7:16発の紀伊田辺行。これより前の便は京都行の特急くろしおだけなので、普通列車としては始発になります。列車はもう少し南下を続けます。特急停車駅である古座などで学生さんを中心に乗車し、串本駅で乗客がドッと降りました。私も串本で降ります。

串本駅 駅舎

 本州最南端の駅。串本町は本州最南端として有名です。これから向かう潮岬が最南端となっています。駅から串本町のコミュニティバスに乗って岬へと向かいます。串本駅8:29発の岬・出雲線に乗車します。駅を出た時点での乗客は私一人。紀伊大島を横目に岬に向かいます。出雲という集落で学生さんを一人拾い、定刻通り潮岬灯台前のバス停に到着。

紀伊大島

 潮岬灯台は9時からで、若干の時間がありました。どうしようかと思っていると、神社があるとの看板が。潮御崎神社という神社。お参拝をして戻ろうとすると、とある看板が。どうやら、境内から少し逸れたところに鯨山見という景勝地があるそうです。熊野地方には捕鯨文化があります。ここはかつて、回遊してくるクジラを見張るスポットだったとのこと。眺めが良いわけです。

潮御崎神社
鯨山見

 ということで9時を回ったので、灯台に行ってみます。入場料300円。今まで行った灯台はフラッと立ち寄り外から見るだけだったので、お金がかかることは予想外でした。しかし、なんとこの灯台は中に入ることが出来ました。これであればお金がかかるのも納得です。

潮岬灯台
梯子
灯台上から

 灯台、とても面白かったです。灯台の近くにある潮岬観光タワーにも行ってみようと思っていたのですが、時間的にゆっくりするのが難しいと思ったので、別のところを見つつバスを待ちます。
 隣のバス停である黒潮前というところの近くから、海のすぐそばへ下ることが出来たので行ってみます。海は驚くほど透き通っており、本州とは思えぬほどでした。

海と灯台

 最後に観光タワーの近くにある、本州最南端の碑を見に行きます。

ねこたち
観光タワー

 観光タワー前のバス停から駅に戻ります。9:57発の串本駅行。バスは10分ほど遅れてやって来ました。路線バスなのでその程度の遅れはご愛敬ですが、行きがガラガラで定刻通りだったため10分も待つのはかなり不安でした。ただ、きちんと串本駅まで運んでいただき、列車に乗ることが出来ました。
 10:44発の紀伊田辺行。続いては白浜に向かいます。相変わらずの絶景、進行方向左側に座ると美しく透き通った海が日に照らされて輝きます。

田並ー田子間
江住ー見老津間

 観光地としても人気の高い、南紀白浜です。駅に出ると、大量のパンダがお出迎え。残念ながら、アドベンチャーワールドにはもうパンダはいませんが、寂しさを感じさせないパンダぶりです。

白浜駅 駅舎
駅名標もパンダ仕様

 白浜で立ち寄るのは、言うまでもなく南紀白浜温泉。その中でも大人気な崎の湯に行きます。降りると、バスの方がおり、崎の湯に行きたい旨を伝えると、すぐに出る明光バスの市内循環線を案内して頂きました。25分ほど揺られ、湯崎というバス停に向かいます。途中、白良浜という観光地の前を通り、美しい浜を見られました。

ホテルが多いです
白良浜周辺

 バス停から5分ほど歩くと、崎の湯に到着。日本三古湯に数えられる、南紀白浜温泉。中でも崎の湯は特に有名で、中大兄皇子や徳川吉宗など、歴史上の有名人物も入浴したとされています。露天風呂のみの日帰り入浴施設で、脱衣所と浴場はほぼつながっています。人気の理由は、脱衣所からも、そして言うまでもなく浴槽からも見える雄大な海です。波の打ち付ける音が聞こえるだけでなく、波が上がる様子さえ見ることが出来るこの温泉は大自然を感じられます。周囲を山に覆われた露天とは違う解放感、たまりません。浴槽は海側と脱衣所側に計2つの浴槽があり、前者だと海を全身で感じることが出来るほか、後者では良い泉質を存分に楽しむことが出来ました。湯が流れ出るところ近くに行くと、ほのかに硫黄香る湯に全身が暖められました。最高です。
 ということで白浜駅に戻ります。ここから、この日最後の乗車。14:08発の紀伊田辺行に乗車します。

新宮行普通列車と回送中くろしお

 田辺市の中心駅、紀伊田辺に到着です。くろしおは白浜駅発着便も多いですが、普通列車はここ紀伊田辺が拠点です。新宮から普通列車乗換なしで来れる限界もここです。少し時間を潰して、バスに乗ります。駅近くには鬪雞神社という神社があります。熊野古道の関連遺産になっており、駅からすぐ近いので簡単に訪れることが出来るのも魅力です。

紀伊田辺駅 駅舎
鬪雞神社

 さて、この日最後の乗車は、バスです。15:00発の龍神バスの大熊行。田辺市の奥地にある龍神温泉に向かいます。

右会津川
南部川地区周辺の山々
日高川

 「龍神温泉」バス停はマップで調べたところどうやら2つあるよう。国道を走るバスは橋を越えて温泉街に入ります。その橋の付け根と温泉街の中心地に1つずつ。私は橋で降りたかったのですが、そんな辺鄙なところで降りる人はいないのでしょう、バスは素通りしていきました。フリー乗降区間であるので、橋を渡り切ったところで無理言って降ろしてもらいました。川の東岸に温泉街が広がりますが、西岸の元湯別館という宿に行くため、バスで越えた橋を歩いて戻ります。橋を渡ると、なんと野生の猿による歓迎が。山奥に来たものです。

とても分かりにくいですが、サル

 龍神温泉元湯別館にチェックインします。素泊まりのみで、温泉は本館に入りに行きます。

客室内
橋で本館に行きます
日高川

 龍神温泉は、3大美人の湯に数えられる名湯で、弱塩基性の湯はとろとろとした感じを肌に与えつつ、それ以上の保温性や保湿性もあるように感じました。最高の湯です。
 いい風呂の日ということで、白浜と龍神という2つの名湯を訪ねられたのは良かったです。みなさんも色々訪ねてみて下さい。
 それでは。ありがとうございました。

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