鬼押出しと万座温泉

観光記録 群馬県吾妻郡嬬恋村
※ こちらは25年12月26,7日のものです。

 おはようございます。朝早く、万座・鹿沢口駅に来ています。今回は、ここからバスの旅をしていきます。

万座・鹿沢口駅
黄緑色:吾妻線 緑色:新幹線
橙色:高崎線 青色:上越線
赤色:万座温泉 黄色:万座・鹿沢口駅
水色:鬼押出し園

 万座・鹿沢口駅からはバスに乗車します。大手私鉄、西武が運行する西部バスの、軽井沢駅行です。しかし、今回は軽井沢まではいきません。途中の観光地、鬼押出し園で降りようと思います。

西武バス

 9:50の定刻に少し遅れ、鬼押出し園のバス停に到着です。ここ付近は一面の雪景色で、チェーンのつけ外しを行っているようでした。こんな大雪の中運転してもらえるのはありがたい限りです。この日のうちに万座温泉に行きたいので、12:35発のバスに乗ろうと思います。それでは、鬼押出し園へ。

惣門

 入園料を払い、陸橋を越えて園内に入ります。すぐ目の前には赤い門がそびえますが、このタイミングが一番の吹雪でした。これは堪らんと、近くにあった土産物屋さんに避難。少し落ち着いた頃合いを見計らって再度外へ突入します。
 鬼押出し園は、浅間山の噴火によって作られた景勝地で、溶岩が冷えて固まった奇岩を見ることが出来ます。人気スポットで軽井沢も近いので、夏場は賑わうのでしょうが、この天候なので他に人は全くいませんでした。

 ご覧のように遊歩道が整備され、その周りに奇岩が存在します。遊歩道は歩けるものの雪に覆われ、黒い岩々も雪をかぶっています。人がいないのも相まって、かなり幻想的で雰囲気のある場所になってます。
 少し進むと観音堂がありました。雪と奇岩に覆われた寺院は、この世のものと思えないような様子。鬼が押し出した、地獄さながらな雰囲気でした。

浅間山観音堂
裏参道

 なお、季節によるものかと思いますが、注意点もありました。まず第一に、観音堂の更に奥にある、奥の院参道は立ち入り禁止になっていました。しかし、高山植物観察コースからの分岐点においてあるカラーコーンは雪で覆われてその役目を果たせていませんでした。気を付けましょう。
 また、園内には鬼めしセンターという食事処がありますが、おそらく閑散期だからなのでしょうが、閉まっていました。周囲にお店は殆どないので、冬に訪ねる際には注意しましょう。なお売店はやっており、そちらでカップラーメンやライスバーガーを頂けるので、空腹で困ることは無いと思います。恐らくは夏に来るのが推奨されるのでしょうが、一風変わった風景を見たい方は、あえて冬に足を運ぶのも良いと思います。

圧巻の光景です
雪に埋もれたコーン
奥の院参道はこの先です
ご当地のカップラーメンを

 さて、良いものも見られたので、ここから本日の目的地、万座温泉に向かいます。軽井沢駅から鬼押出し園、万座・鹿沢口駅を経由して万座温泉バスターミナルに向かう西武バスは、冬季ダイヤでなんと1日1本。これを逃すと万座温泉にはたどり着けません。乗車するのは先述した通り、12:35発の便。
 バスは6,7分遅れて鬼押出し園に到着。1日1本程度の需要なのでガラガラなのかと思いきや、なんと座れないほどには混雑していました。軽井沢駅から乗車すれば大丈夫なのでしょうが、途中から乗った為立って乗ることになりました。
 途中の万座・鹿沢口駅からは更に乗客が増え、満員に近い状態になりました。駅前でチェーンの装着作業を行い、雪深い万座ハイウェイを越えていきます。途中のバス停で乗り降りする人もおらず、万座・鹿沢口駅から万座温泉BTまでノンストップで、一気に駆け上がっていきます。

浅間ジオサイトの紹介コーナー
無料で入れるので座ってバスを待てます。
コインロッカーもありました
万座ハイウェイ
地面のアスファルトは全く見えません。

 雪道、しかも吹雪いていたこともあり、定刻より20分ほど遅れて万座温泉BTに到着。ここから本日止まる宿まで向かいます。
 万座温泉は標高の高い温泉地として知られ、また硫黄の含有量が高いことでも有名です。硫黄の香りはかなりのもので、バスターミナルに近づくと車内でもその香りを嗅ぐことが出来ました。草津ですらバスを降りて初めて深い硫黄の香りを感じたので、如何にその硫黄成分が豊富なのかがよく分かります。そして、標高の高さも確かに感じます。鬼押出し園と比べても確実に寒いです。

万座温泉BT
観光案内所のような役割もある
万座しぜん情報館

 今回宿泊するのは、湯の花旅館さんというお宿。バスターミナルから更に登った、万座温泉街の奥にあります。どうやらバスターミナルからの送迎もあったそうなのですが、きちんと下調べせず、雪道を気合で登っていきました。ただ、冬に宿泊する場合は絶対に調べて、送迎がある場合はお願いした方が良いです。大した距離ではないですが、坂道で、この天候と気温だと軽い遭難です。良かったこととしては、歩いている途中は硫黄の香りを感じ続けられたのと、身体が冷え切ったので温泉が殊更気持ちよかったことくらいでしょうか。

歩くこと20分
ようやく到着です

 今回お世話になる、湯の花旅館さんです。ひときわ年季の入った建物で、温泉旅館としての趣をかなり感じます。宿泊はしていませんが以前立ち寄った、瑞浪の不老荘さんを彷彿とさせるような雰囲気でした。

 チェックインを済ませ、荷物を置いたのでさっそく温泉へ。この雪の量なので、露天風呂は残念ながら入れないとのこと。ということで屋内風呂に向かいます。脱衣所で強烈に感じる硫黄の香り。期待が高まります。硫黄たっぷりのお湯にもう一工夫加えられているのが、ここ湯の花旅館さんです。それは、サルノコシカケ。サルノコシカケのエキスが溶け込んだお湯になるという訳です。正直、サルノコシカケの効果はあまり分かりませんが、硫黄の香りに白濁したお湯で最高でした。冷えた身体に染み渡ります。

廊下
部屋の窓からは大雪が見えました

 時間をあけて2度ほど入浴し、温かい部屋でゆっくりくつろいでいると、夕方になっていました。今回は半自炊というプランで予約してあります。この宿は自炊場があり、自由にご飯を作ることが出来ます。全自炊、要は素泊まりで自分たちで作るかあらかじめお弁当などを買っておくかのプラン、オーソドックスな食事つきプランと残り1つが今回の半自炊です。主菜は自分たちで作り、お米・お味噌汁・お漬物は頂けるというものです。このために食材をあらかじめ買っておいたので、お料理します。
 炊事場も年季が入っており、お世辞にもキレイとは言えませんが、洗われた食器もあってそこは問題ないです。お鍋を作り、頂いたお米なをと一緒に頂きます。

自炊したお鍋
半自炊で頂けるセット
中々贅沢な感じです
群馬県の地酒

 温泉→食事→飲酒で完全にスイッチが切れたので、早めに寝ることにしました。翌朝も同じようにお米やお味噌汁を頂けたので、その前に温泉に入ってから朝食を頂き、洗い物を済ませました。それなりに忙しかったですが、バスの時間に合わせて8:30頃に送迎して頂けるとのことだったので、早めに色々済ませておきました。

玄関で見送ってくれた剥製たち
良い部屋でした
いい天気で雪がよく映えます

 他にバスに乗る方は2名。皆様早く集まっていたので、余裕をもって出発しました。おかげでバスターミナルで少し時間の余裕がありました。晴れていたこともあり、少し散策を。バスターミナルの奥には空吹という噴火口があります。ここに近づけば近づくほど硫黄の香りを強く感じます。硫化水素ガスが噴き出すところだそうで、自然の雄大さを感じられます。

川も硫分がつまっているのでしょう

 ということで、鬼押出し園と万座温泉でした。嬬恋村、かなり満喫できました。温泉もまだまだ入り切れてない気がしているので、今度は夏にでも足を運ぼうと思います。
 それでは。ありがとうございました。

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