和歌山市
観光記録 和歌山県和歌山市
※ こちらは26年5月1日のものです。
おはようございます。天川から九度山を抜けて、和歌山市で一泊しました。遅めにチェックアウトし、ゆっくり市街地を巡ります。和歌山市内に位置する2つの中心的な駅、和歌山駅と和歌山市駅。キタの大阪駅から一本でアクセス可能なため旅行者にとってはJR和歌山駅の方が印象が強いかもしれませんが、中心市街地はより市駅に近い地域に位置している様子です。南海のターミナルで、JR紀勢本線が両駅を結びます。


今回の目的地は和歌山市駅周辺です。ぶらくり丁と呼ばれるアーケード街が広がるほか、市役所や県庁などの官庁も市駅周辺に位置します。今回の目当ては和歌山城。江戸時代に御三家に数えられた紀伊徳川家の居城としても知られます。

シャッター街感は否めません

どことなく道頓堀のような雰囲気も


虎伏山という小高い山の上に位置し、なだらかな坂を登って本丸方面へ向かいます。入場料を支払い、門を越えて櫓に囲まれた天守部分へ。大天守と呼ばれる天守閣とご対面。中はかなり広々としており、発掘調査等で出土した史料の展示が多かったです。そして、山の上の城とあらばやはり天守閣からの景色は目を見張るもの。和歌山の街を一望できます。地図を見れば一目瞭然ですが、改めて三方を山に囲まれ、残り一方が海に向かっている和歌山の地形を感じることができます。江戸時代の水運においては重要な地域であったという話は聞いたことがありますが、関西で反乱が起こったとしても責められにくいこの地が選ばれたという側面もあるのかもしれないですね。今となっては大阪との結びつきも強固でしょうが、この山々を超える必要があったと考えると当時は容易なことではなかったでしょう。

和歌山市駅周辺と、和泉山脈が聳える

紀淡水道が見える
天守から櫓、櫓と門の上を通り移動することができ、出入口はともに大天守に存在するものの櫓を一周して見ることができました。面白い構造です。
さて、山を下りますが、それでも城内にはまだまだ見どころが盛りだくさん。特に一見の価値があるものは、西之丸庭園という日本庭園でしょう。規模としては大きくないものの、日本庭園に石垣が迫っているのはなかなか不思議な感覚です。兼六園と金沢城なども至近ではありますが、ここまで石垣と共演している姿は見られなかったように思います。


城内最後は、庭園近くのわかやま歴史館。城の入場券で入ることができます。こちらは和歌山市の歴史解説がベースでした。徳川家が入城したのは江戸期に入ってからで、戦国時代、特に前半に和歌山周辺に地盤を持っていた雑賀衆という人々の説明がありました。雑賀衆の中でも著名な人物・雑賀孫一。戦国時代最強のスナイパー集団として名高い集まりで、石山本願寺に加勢し信長を苦しめたという話までは知っていました。そんな雑賀衆の和歌山統治の話など、なかなかお目にかかることがなかったので、興味深く拝見しました。
ここで1つ、和歌山グルメをご紹介。いただいたのは先日の夜ですが、和歌山ラーメンです。豚骨醤油をベースとした濃厚なスープが特徴的です。JR駅近くにある井出商店などが有名ですが、せっかく市駅近くにいるので、別の人気店へ。市役所のすぐ近くにあるラーメン まるイ さん。ここの特徴はなんといってもこのネギの量。特にネギを追加しているわけではなく、デフォルトでこの量です。これだけを見ると他の和歌山ラーメンとは一風変わった様子ですが、濃厚なスープであるからこそ爽やかでシャキシャキとしたネギの風味がよくマッチして、くどいと感じることもなくいただくことができました。


最後に車を走らせて東へ。ずっと行ってみたかった温泉へ向かいます。花山温泉。その一軒宿になっているホテル、薬師の湯です。浴室の写真は撮れないので調べてみていただきたいのですが、見ただけでもわかるこの濃さ。濁り湯の具合は全国屈指でしょう。推奨される入浴方法であった、41.5度の大浴場と26度の源泉風呂を交互に入ることを5回繰り返し、最後に露天に入るという形に倣って入浴しました。源泉はかなりひんやりしますが、しっかり温まったあとの身体がじんわりと冷まされ、次の温浴を欲するという耐え難い好循環に陥ります。素晴らしいお湯でした。飲泉できるところもありました。味はそのまま飲むと、率直に言ってかなり不味いです。苦味がかなり強いものでした。それだけ温泉に良い成分が詰まっている(?)ということなのでしょう。


ということで、和歌山市でした。紀三井寺など有名観光地もまだまだありますが、初の散策にしてはかなり楽しめました。特に花山温泉は必ず再訪しようと思えました。
それでは。ありがとうございました。

