中国周遊① 長門市
観光記録 山口県長門市
※ こちらは26年7月8日のものです。
おはようございます。今回は山陰線を筆頭に中国のJR各線に乗って各地を巡っていこうと思います。7月8日は1日目、山口県北部がメイン舞台。朝から遊びたいと思っていたのですが、本数も多くなくすぐに北部には行けないので、名古屋から夜行バスで向かいました。しかし、山口県内で降りられる夜行便は存在しないので、名古屋福岡便の高速バスに乗り、小倉から下関を経由して山陰本線に乗車します。壇ノ浦PAでの休憩で門司を見つつ、ひとまず小倉へ。名鉄と西鉄の共同運行便です。


正直、門司駅あたりに降ろしてもらえるのであればそちらの方がありがたかったですが、最初の停留所は小倉駅です。南口に6:35到着。しかし、15分ほどに到着してくれました。そのお陰で早い便に乗車できました。6:23発の山陽本線下関行。下関ー小倉間はこの区間だけの運行がほとんどですが、どうやら乗車したこの便は柳ヶ浦を始発としていた模様。なかなかロングランな列車です。
39分に下関に到着し、40分発の列車に接続します。普通列車の滝部行。本来であれば、この2本後の長門市行に乗車できればよかったので、かなり余裕をもった乗車です。1本後は小串行。下関ー小串ー滝部ー長門市の順で駅があり、小串でも滝部でも長門市行に接続することはないので、途中下車しつつどこかの駅で、乗る予定の長門市行に合流します。


下関ー小串間は、山口県内の山陰線でも特に本数の多い区間。であるならば、小串ー滝部間の方が降りにくいので、そちらの駅で降りようと思います。比較的多くの人が降りる小串を素通りし、次の駅、湯玉で降りてみます。何があるのかは全く知らずに下車です。


かなり静かな無人駅です。乗り場の方面案内には、京都の文字が。長大な山陰本線の貫禄を感じます。現在は殆どが長門市行。かつて京都まで直通する列車は停車していたのでしょうか。次の列車までは40分ほどあるので、駅周辺を歩きつつ待ちます。

国道に面する

薬局が併設され、集落となっている


非常に静かな町でした。8:20発の長門市行に乗車。このまま長門市駅まで向かいます。現在は日本一長い在来線となっている山陰本線。きのさき号やスーパーおき号など、それぞれの区間に応じて様々な特急が走る路線ですが、山口県内の区間は定期特急はいません。不定期に観光特急の○○のはなし号がいるものの、基本は普通列車による移動。長門市駅へゆっくり向かっていきます。時間的にも学生さんが少なくなかったですが、乗車していた行先でもある滝部でほとんど降りていきました。9分ほどの停車時間があったので、駅舎も見させてもらいました。旧豊北町。人気観光地である角島への玄関口。バスもあるようですが、車の方がアクセスが良いのは間違いないでしょう。


ここから先は、特に長時間停車もなく、一駅一駅着実に停車し、ゆっくりと長門市へ。山陰線の魅力は、何といっても海。海を眺められる区間が非常に多いです。空いた車内で海を眺めながらゆっくりと北へ向かう、良い旅です。途中、元乃隅神社の最寄り駅である人丸駅に停車。ここも駅から遠いので車推奨でしょうが、一度は見てみたい絶景。


9:37長門市駅到着。その名の通り長門市に位置し、同市の中心駅です。東西に山陰線が走り、南からは厚狭からの美祢線が、北には支線である仙崎支線が伸びる、県北の大ターミナルです。




あしらわれています
少しの間列車を待ち、仙崎行に乗車します。10:10発。長門市と仙崎を結ぶ、わずか一区間の支線。14分に仙崎駅に到着。一面一線の小さな駅で、この7分後に折り返していくそうです。1日に数本、長門市へと向かう静かで風情のある駅。



1日6本



長門市の仙崎地区、漁村として発展し、現在に至るまで漁業が盛んな地域です。列車本数は少ないですが並行するようにバスが長門市駅まで走っています。そもそも車が中心でしょうけれども。せっかくの漁港なので、お魚をいただきます。駅から少し東に行ったところにある、センザキッチンという道の駅へ。




いくつかの施設が集まった、活気のあるところ。観光案内所・フードコートのようなところ・地元物産を購入できるところ・青海島観光船乗り場など様々。少し早いですが今回はここでご飯をいただきます。にじいろKitchenというところがフードコートのように多くのお店が並んでいる場所です。仙崎と言えばイカ。ですが、それ相応にいいお値段。その日の気分的にも惹かれるものがあり、シラスをいただくことに。食laboさんの仙崎産釜揚げしらす丼を注文。プラ容器と木製スプーンに、タレまでタレ瓶で、回転が大変なほど繁盛する観光地であることを感じます。鮮度抜群で味は絶品でした。卵黄を崩して味変になるのも良いです。シラスがあると食べたくなってしまうもの。イカほど押し出された名物というわけではないですが、特産と名乗っても問題ないであろう一品です。


もう少し仙崎を歩きます。この町は著名な詩人・金子みすゞ氏の故郷。「鈴と、小鳥と、それから私 みんなちがってみんないい」という一節も有名な、『私と小鳥と鈴と』などの童謡で知られます。幼いころにNHKの『にほんごであそぼ』で知った記憶があります。そんなみすゞ氏の生家が記念館として開放されています。センザキッチンからも近いので、行ってみました。

八阪神社

荘厳さがより際立ちます


正直、金子みすゞ氏の詩は、先に挙げた1つしか知らなかったので楽しめるかの不安はありました。ただ、生い立ちから詩に込められた想いから詳しく説明されており、非常に楽しいものでした。『大漁』という詩も有名だそうで、魚たちの視点から描かれた特徴あるものです。港町である仙崎で生まれ育ったみすゞ氏だからこそ書ける詩なのでしょう。しらす丼をいただいて来た者としては、命への、より一層の感謝を忘れぬようにします。一つ一つ展示を見ていると時間が足りないくらいのもの。鉄道旅のデメリットが露骨に出た感じで、やや消化不良気味の退館ですが、また来ようという思いが強まるものです。館内は撮影不可のところがほとんどなので、ぜひ足を運んでご自身の目で見てみてください。


ということで、長門市駅に戻りました。ここからは萩市へ向かいます。県北の主要都市。12:37発の益田行で東萩へ向かいますが、今回はこの辺で。金子みすゞ記念館はもっとゆっくり見たいですし、元乃隅神社や長門湯本温泉、青海島などまだまだ行けていないスポットも長門市内に多くあります。山口県北部、なかなか簡単に行けるところではないですが、必ずまた来ようと思います。
それでは。ありがとうございました。



