南海フェリー再訪
交通記録 徳島港→和歌山港
※ こちらは26年5月10日のものです。
おはようございます。徳島県西部から東部にかけて巡ってきましたが、これから四国を後にします。徳島県から四国外に出る主要ルートはやはり淡路島経由の高速道路。徳島駅や鳴門から神戸・大阪へ高速バスも多く出ています。しかし、関西に直接行く方法はバスだけではありません。徳島港と和歌山港を結ぶ、南海フェリーがあります。


その名の通り、難波と関空や和歌山、高野などを結ぶ大手私鉄の南海グループが運行する都市間フェリーです。2年以上前にも一度乗りにきましたが、その際は深夜の乗船でしたので、今回は景色を楽しみながら和歌山へ向かいます。幸いにもものすごくいい天気に恵まれました。
純粋にフェリーに乗りたいという気持ちがあったのは紛れもない事実ですが、フェリーにした理由はそれだけではありません。この徳島ー和歌山間のフェリーから南海が撤退することが決まったのです。28年度末ということなのでまだ1年以上ありますが、乗れるときに乗っておこうと思った次第です。
旅客ターミナルに入り、乗船券を購入します。以前も購入した、「南海すきっぷ」を購入。徳島港→和歌山港の乗船券と和歌山港駅から南海電車の任意の駅までの乗車券がセットになって2500円。フェリーの乗船券自体が2500円なので、「フェリーに乗ってくれたら電車は無料だよ!」と言ってくれているようなものです。これで大阪都心まで行けます。南海電車全駅なので、極楽橋なんかもいけるみたいですね。なかなかに破格です。ターミナル内はレストランやお土産物屋もあり、活気がありました。




1階で乗船券を購入し、2階の待合スペースで乗船時間になるのを待ちます。乗船口も2階に併設。かなり時間に余裕をもってきたので人はあまりいませんでしたが、待っているとどんどん人が入って来て驚きでした。この前がガラガラだったのは深夜だったからなのか、それとも撤退が決まって早めに乗りに来ている人が多いのか。定かではありませんが、閑古鳥でないのは良いことでしょう。




前回は、あい号という船でしたが、今回は、かつらぎ号という船。この船の老朽化が進んでいるのもフェリー事業撤退の1つの理由なんだとか。この機にこっちへ乗れてよかったです。
せっかくいい天気なので、甲板へも積極的に行きます。出航、徳島と太陽から遠ざかっていきます。真後ろが見えるので、小さくなっていく島に名残惜しさを感じます。これの船旅の旅情でしょう。




船内はほぼ満席。大所帯の学生さんや小さい子どもを連れた家族などで雑魚寝席も賑わっていました。徳島市街が小さくなってきて、次の見どころは淡路島です。


さすがの存在感
淡路島をゆっくり見ていると、ひときわ目立って見える一部分があります。それは淡路島の一部ではなく、沼島という別の島。淡路島南部の土生というところから船で行ける小さな島です。離島、かなり行ってみたくなりますね。

手前が沼島

沼島とお別れをし、淡路の南部に位置する山々を見ていると、右側にはどんどんと陸地が大きくなっていきます。淡路島も終わりが見え始め、友ヶ島などが姿を現します和歌山県の海域に入ってきたような感じでしょう。


見られなくなります
更に和歌山港に近づいたころには、陽が沈みかけていて幻想的な雰囲気をまとったものでした。



中央から左にかけてが和歌山市街

和歌山港に到着。2時間の船旅、かなり充実した時間で、あっという間です。徳島港は駅とかなり離れていますが、和歌山港は駅直結。和歌山港線の列車もフェリーに合わせて運行されます。乗船客を駅に降ろし、下船した客を乗せて和歌山市へ向かうのを繰り返します。フェリーの時間のみに合わせた運行なので、本数は少ないです。撤退により和歌山港線も廃止候補な気がしてしまいますね。今回は和歌山市行の列車が到着。次の市駅でサザンに乗り換えます。




サザンは半分が指定席ですが、乗車券・すきっぷのみで乗れる車両も存在します。ということで、南海フェリーでした。2度とも和歌山港への便だったので、徳島港への便も乗ってみたいですね。とにかく、完全撤退の前にあと一度は乗りたいです。
皆さんも今のうちに乗ってみてはいかがでしょうか。それでは。ありがとうございました。


かわいい車両です

