中国周遊③ 浜田市

観光記録 島根県浜田市 
※ こちらは26年7月9日のものです。

 おはようございます。長門市・萩市と山口県北部を巡り、島根県最西端の街、益田で先日は終了しました。今回は益田から島根県を巡っていきます。空が白みだした朝からの出発。5:42発の出雲市行。1日2本だけの、出雲市まで行くロングラン鈍行です。多くは浜田止。この列車は普通列車の始発です。10分ほど前に特急が出るため、車内は閑散とした状態での発車。

山口や長門市の方面に向かう列車か
1番線には特急が

 あえて特急には乗らずに普通に乗って東へ。純粋に普通列車が好きというのもありますが、まずは特急通過駅に用があるので、こちらに乗車です。

益田ー石見津田間
石見津田ー鎌手間

 静かな列車に揺られること約30分。舞台は浜田市、旧三隅町から旧浜田市へ。折居という無人駅で降ります。朝日に照らされ、誰もいない駅へ。

折居駅ホーム

 この駅もかなり海に近く、ホームからは車両と海を同時に望めます。ひとまず駅から出てもう少し東へ。踏切を渡り国道に出ます。

駅舎
踏切

 国道に出て振り返り、踏切と海を見ます。この踏切、みきとP氏のボカロ曲『少女レイ』のMVのロケ地となった踏切です。海と踏切というロケーションになかなか心惹かれます。国道ではあるものの、別でバイパスが走るため交通量はそこまで多くなく、少し待てば車のいない様子を写真に収めることも容易にできました。実際のジャケ写は明るい時間で入道雲が立っていますが、朝の徐々に明るくなっていく時間の様子も、悪くないでしょう。
 さて、この折居駅周辺ですが、このためだけに来たわけではありません。もう1つ気になるスポットが。それが、ドライブイン日本海という施設。外観・内装ともにレトロを感じる雰囲気。

渋い佇まい
内装

 先述の通りこの区間の国道9号にはバイパスが存在し、この地域を通り広域に移動する人はそのバイパス・山陰自動車道を使用するはず。そのため、どの程度に人が利用しているのかは未知です。室内には椅子テーブルと割り箸、普通の自販機にうどん自販機、小さなクレーンゲームもあります。中でも目を惹くのは、やはりうどん自販機。このためにまだ朝食を食べずにいたので、うどんを買ってみます。

橋だけでなく
アルコール除菌や七味なども完備
なかなかお目にかかれない
うどん・そば自販機
両替機とゲーム台
多種の自販機もあります
少し待つと
熱い状態で出てきます
具は麺の下から出します

 無人で熱々のうどんが食べられるのは、かなりありがたいのではないでしょうか。24時間営業のようで、ドライバーには良い施設でしょう。バイパスから外れている点がやはり気がかりですが、最早レトロなものを見たい人が、このために来るような施設なのかもしれないですね。駅近なので次の列車を待ちがてら食べにくることも可能。山陰道の西村ICからも遠くないので来ようと思えば比較的簡単に来られそうです。島根県西部はまだまだ残っているようですが、それでもこんなレトロな自販機はそう多くないです。いつ無くなってしまうかも分からないので、みなさん足を運んでみては。
 次の列車は7:32発。海を見たりしてのんびり待ちます。

金刀比羅宮というそうですが
橋は立入禁止でした
かなり澄んだ海

 海から離れ、再び踏切へ戻ります。どうやら特急が通過するようです。踏切が下がれば、よりジャケ写に近い様子が見られるだろうということで、見に戻りました。無事踏切が下がり、その様子が見えました。ついでに特急車両も見れました。幸か不幸か雲一つない快晴で、なかなか雰囲気の違う写真ですが、まあそれも一興でしょう。ちなみに折居駅には駅ノートがあり、聖地巡礼で訪れる人が多いことを実感できました。中にはみきとP氏のサインも。多くの人に愛されている駅です。

駅舎とホームをつなぐ跨線橋
海を見られる窓があります
跨線橋から

 さて、32分発の江津行に乗って折居を後にします。車内は数人の学生さんがおり、折居からも学生さんが乗車しました。通学時間。ローカル線の主役は学生さんたち。我々よそ者は邪魔にならないように乗っていきます。西浜田でドッと降り、浜田で別の高校の学生さんがドッと乗ってきて、始終混んでいました。浜田・下府と乗ってきた学生さんたちがどこまで行くのかもわからぬうちに、私は先に降ります。下府の次の駅、久代です。北海道の釧路ではなく、浜田市の久代駅。駅舎はなく、ホームから斜面を下るとそのまま集落につながる、小さな駅です。

久代駅ホーム
あるのは簡易的な待合所だけ
斜面を登ると駅ホームへ

 小さな久代の集落を歩きます。目的地は、浜田市と江津市の市境付近に位置する水族館・島根県立海洋館アクアス。最寄り駅は1つ先の波子というところですが、開館時間までまだあるので、こちらの駅から歩いてみます。帰りに波子へ行けばどちらも使えてハッピーです。集落を抜けて国道9号を東へ進みます。

石州瓦の集落
旧久代小学校
3000mSCの三浦龍司氏を応援する垂れ幕もありました

 25分ほど歩いて、アクアスのあるエリアに到着。こちらも石州瓦でしょうか、赤屋根の大きな建物に立派な歩道橋が見えてきます。

アクアス
歩道橋

 開館まで時間があるので、歩道橋を越えて海を見に行ってみます。トンネルを抜けるとキレイな砂浜が現れます。近づくことはできませんでしたが、白と青のコントラストが、これまた美しいです。

 開館時間になったので館内へ。ありがたいことに無料のロッカーがあったので、重い荷物を持つことなく巡れました。まずはやはり地元のお魚。石見地方の魚から日本海の魚へと移っていきます。トビウオなど、あまりお目にかかれない気がするものもいました。

石見万葉の磯
最初に見られる水槽です
日本海ゾーン
マイワシの回遊水槽
円形で回遊の様子がよくわかります
回遊水槽の先
埋め込まれたような水槽が特徴的

 日本海からクラゲコーナーに進みます。日本海ゾーンとを隔てる壁の中に水槽があり、クラゲを介して反対側が見える構造もなかなか面白いです。紫色に妖しく光る展示もまた味があります。

水槽の後ろには
日本海ゾーンが広がる
クラゲゾーン
サカサクラゲもいます

 クラゲの先は、アクアスの大目玉の1つ、大水槽です。島根県らしく、神話の海という名前が付いています。サメの仲間が多い大水槽。このサメですが、島根県では古くから親しまれてきた魚です。島根県南部から広島県北部にかけての山間部、海から遠いこの地域では、新鮮な魚を食べるのが簡単ではありませんでした。しかしサメは尿素などが多く含まれているため腐りにくく、海から遠い地域でも食べられてきたということらしいです。ワニ料理という名で親しまれ、現在も刺身などでいただけます。広島県の三次でいただきましたが、それはまたこの先で紹介します。

神話の海
ウミガメなども優雅に泳ぎます

 この大水槽、ただ大きいだけではありません。水槽内に海底トンネルが通っており、すぐ近くを大きなサメが泳いでいく姿は恐怖であるものの、あらゆる方向で大きな魚たちが泳ぐのは、なかなか見ものでした。

謎に群れているネコザメ
海底トンネル

 2階、3階と進みます。この順路が正しいのかは分かりませんが、一気に3階へ。2階はシロイルカへのショートカットルートだろうと思われます。上がる途中で、入口入ってすぐの石見万葉の磯水槽を上から見下ろすことができました。こういった吹き抜けがあるとテンションが上がります。
 3階の最初は、コーラルリーフ水槽。直方体の水槽が壁になっており、こちらもまた特徴的。熱帯域らしい鮮やかな魚も泳ぐ、面白い水槽でした。

上からの石見万葉の磯
コーラルリーフ

 この先は、世界の海ゾーン。より派手な子たちが来るでしょう。様々な地域の魚が展示されており、楽しんで見られました。干潟近くのコーナーは特に面白いもの。マングローブを模した木の形状の水槽を中心に汽水域などに住む生き物たちの展示が広がります。ワラスボというハゼの仲間がいました。エイリアンのような魚としばしば言われる魚、初めて見たかもしれないです。

世界の海ゾーン
マングローブ帯
ワラスボ
トビハゼ

 さて、ここから少し時間軸がズレます。ゆっくり見ていたためにこのあたりでシロイルカショーの時間に近づいてしまい、先にシロイルカへ行きました。が、ひとまずこちらでは順路?通り紹介していきます。この先は石見の里山ゾーン。再び浜田に帰ってきたかたちです。カエルなど、海というよりは文字通り山里に居そうな子たちが多い、のんびりとした展示。

金魚が吊られています
カエルたち
ニホンアシカの剥製
アクアスを代表するシロイルカ

 このまま3階を進み、石見の川やアマゾンアフリカゾーンを抜けると、ペンギン館へ。下から泳いでいる姿も見られます。ペンギンの鳥たる所以が感じられるよう。

ペンギン館 3階から
ペンギン館 2階から

 2階に降りた状態で戻ると、シロイルカゾーンへ入れます。恐らくこれが正規の順路なのでしょう。アザラシを見て進むと、シロイルカのパフォーマンスプールとなります。ここがショー会場。

260709111219135
260709110922722

 先にシロイルカまで来て、ショーもしっかり見てきました。アクアスの代名詞ともいうべき、シロイルカたち。バブルリングという円状の泡を出すことができ、それがまた可愛らしい。ショー会場は座席数も多く、平日だったこともあり、ゆったりと見ることができました。

シロイルカのパフォーマンスプール
ショーの前も
ボールで遊んでいました

 ということで、名残惜しいですがアクアスを後にします。向かうは波子駅。小さな駅ですが、アクアスの最寄り駅になることからか、数本の特急が停車します。細いものの、駅とアクアスとは整備された道でつながっていました。この波子の集落ですが、石州瓦の赤屋根が息を飲むほどキレイに広がっています。ここは江津市。これから東へ進んでいこうと思います。
 それでは。ありがとうございました。

波子駅へ進みます
波子駅
波子集落
見事な赤屋根
ホームからの波子駅舎

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です