中国周遊② 萩市

観光記録 山口県萩市 
※ こちらは26年7月8日のものです。

 おはようございます。中国周遊山口県編の続編です。小倉・下関から長門市にかけて移動してきました。長門市駅から再び山陰本線に乗り、東萩駅を目指します。12:37発の益田行。

長門市ー長門三隅間
飯井駅の手前
赤青緑がよく映えます
石州瓦が目を惹く
飯井駅停車中より

 島根県を中心とする山陰地方で古くから用いられてきた、石州瓦。赤色が特徴的で、鳥取県や山口県北部など山陰地方で広く使用されています。現在の出雲市・旧斐川町を中心に来待石というものが産出され、それを釉薬として使用することから赤みがかった色になるそうです。詳しいメカニズムは分かりませんが、三価の鉄を含む赤鉄鉱が含まれ、高温で熱される際にその赤色が顕出するような流れみたいです。そのように高温で焼かれるため強度の高い瓦が完成し、豪雪地帯である山陰でも家を守る、雪に強い瓦に仕上がりました。北海道などより寒さの厳しい場所へも輸送されてきたそうで、赤瓦の偉大さが感じられます。飯井駅、いつか歩いてみたいですね。
 さて、わずか40分弱で東萩に到着。1つ前の駅が市名を冠した萩駅ですが、こちらの方が中心部に近く、萩観光の拠点になります。

東駅 ホーム
駅舎

 萩観光の玄関口・中心部に近いとは言うものの、それでも少し離れています。萩市の中心部は阿武川の三角州上に位置していますが、三角州に線路は走らないので、川を越える必要があります。ところがここで誤算が。当初の予定では駅前でレンタサイクルを借りて市街地全域を回るつもりだったのですが、なんとこの日はレンタサイクルが臨時休業でした。しかたなく歩いて向かいます。道は広く歩きやすいです。

国道191号と松本川・萩橋
市街地は車道も歩道も広め

 時間的に巡れる場所も限られそうだったので、ひとまず一番行きたいところへ。明倫学舎。萩藩の藩校として用いられたところです。明治日本の発展を支えた長州藩の歴史を知れる施設で、建物自体も威厳ある歴史深い建物。

明倫学舎

 萩には明治日本の産業革命遺産として世界遺産に登録されている建物も多く、ここはビジターセンターも兼ねています。手前のビジターセンターは無料で入れて、奥の資料館は別途入館料がかかります。萩の歴史から近代日本の遺産まで幅広く展示されています。萩市内の構成遺産である反射炉やたたら製鉄所の説明コーナーも充実していました。他にも教科書で見たような江戸期の産物や、近代化に際して使用された武器など、みどころ満点でした。ぜひご自身の目で見て回ってほしいと思います。

エレキテルなど
眼鏡など

 さて、この萩市ですが三角州に位置しており、水害に悩む街でもあったそう。そのため、毛利氏が治めていた藩時代から水はけのために人口の川が整備されました。藍場川という川で、現在も市街地に暗渠として流れています。場所によっては地上に顔を出し、萩の街を陰で支えてきた様子に想いを馳せられます。
 ところで、幕末に活躍した雄藩・長州藩ですが、本拠地はここ萩です。しかし、江戸時代になっても治水を繰り返す必要がある街であり、周囲の都市へのアクセスも良いとは言えない孤立した雰囲気の街です。もともと毛利は安芸の大名。なぜ萩に毛利の藩が置かれたのでしょう。現在の中国地方のほぼ全域を治めていたため、長門も当然毛利領ですが、萩へは追いやられたという表現が近いそうです。毛利輝元は関ヶ原において西軍の総大将でした。関ヶ原で実際に指揮を執ったのは石田三成で、輝元は大阪城に留まっていたものの、敗軍の総大将ということで減封は免れなかったよう。お取りつぶしになっていないだけ良いとも言えますが、とはいえ大大名なのでそうもいかなかったことでしょう。しかし、長門と周防の二か国に減らされ、その中でもアクセスのよくない萩に移封となったようです。しかしながら幕末にはこれほどまで活躍する藩となったわけなので、歴史もどう動くかわかりませんね。

藍場川

 さて、列車本数も多くないため意外と時間があるので、もう少し散策します。萩中央公園の北西、寺院が建ち並び白壁が特徴的な地域。ここは萩城の城下町で、幕末に活躍した長州藩士たちが生まれ育った町です。

 歩いていると、高杉晋作の誕生地というところがあったので立ち寄ります。生家が残されており、建物内に入ることはできないものの、雰囲気を感じることはできます。このような感じで、多くの偉人の出身地がここにまとまっているようなのです。

 最後に、旧久保田家住宅というところへ。酒屋を営んでいた久保田氏の住宅で、ボランティアの方が丁寧に案内してくれました。そのお陰でかなり面白く見させてもらえました。100円で入れるのもお得。

白壁
旧久保田家住宅
酒屋だった面影も
畳スペース
木の上に置かれています

 さて、東萩駅に戻り、益田まで行きます。この日は益田まで。萩市もまだまだ見足りないほどですが、またいつか来ましょう。益田市で一泊し、島根県西部から巡っていきます。
 それでは。ありがとうございました。

萩市のアーケード街
三角州側からの萩橋
長門大井ー奈古間
国道191号も日本海も近い
飯浦ー戸田小浜間
石見に入り石州瓦も再び
益田市内
はやと さん
良い雰囲気で美味しいお店
ごちそうさまでした

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